暁 ~小説投稿サイト~
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
218 結成、≪プロメテウス≫
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真なる言い出しっぺはハーマイオニーだが、それは(つまび)らかに語るべくもないだろう。

それから≪プロメテウス≫の訓練場として使う〝在ったり無かったり部屋〟の場所を教え、また会合の合図を送る手段として自身が〝変幻自在呪文〟を掛けたコインをハーマイオニーに配ってもらいその日の顔合わせは終わった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

(やが)て始めての≪プロメテウス≫の会合が開かれる日が来た。顔合わせからこの幾日でホグワーツでいろいろな出来事があった。その最たる例は〝教育令第二十四号〟とやらが発令された事だろう。

その号令は、現存している生徒のチームの類を一旦全て解散して、アンブリッジの許可によってのみ再結成が可能だ──という号令なのだが、俺達からしたらそんな号令はへのへのかっぱで、第一回の会合を開いていた。

そしてその内容だが、初っ端から杖を使って〝決闘クラブ〟よろしくな訓練に身を(やつ)している──わけではなく、まずは座学から始めていた。

知識の詰め込みはアンブリッジの授業で懲り懲りなのだろう──マイケル・コーナー辺りの数人から反感や疑念の声は出たが、デモンストレーションとして〝実戦を実践〟してやったらそれらは少なくなった。

さすがに〝武装解除呪文〟だけで〝20人抜き〟をされるとは思っていなかったのであろう──俺に敗れた皆は肩を落としていた。アンブリッジの肩を持つわけではないが、知識を軽視して良い理由にはならない。やはり知識あっての実践だし、実践あっての実戦だから。

それに…

(……まぁ、〝別荘〟で時間が潤沢に使える事も関係しているんだろうがな…)

……ちなみに、〝別荘〟に対しての反応(リアクション)は割愛させてもらう。ハーマイオニーとネビルが始めて〝別荘〟に入った時とリアクションが大体同じだったからだ。

閑話休題。

〝別荘〟内で24時間──は言い過ぎだが、それでも12時間以上を〝武装解除呪文〟の修得に費やし、メンバー全員が〝武装解除呪文〟を使えるようになったところで第一回の≪プロメテウス≫の会合は解散となったのだった。

SIDE END
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