【ハリー・ポッター】編
216 ブラック邸にて
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(……それに…)
そして、連鎖的に前者のロケット≠ェこのブラック邸から持ち出されず、過去の俺≠ェマンダンガス・フレッチャーから入手出来ない可能性が出て来た事にも気付く。
恐らくだが、シリウスが死んだからこそマンダンガス・フレッチャーがこのブラック邸で好き勝手に動けたのだろうが、この世界線では態々自由の身にしてアズカバンから引っ張り出したシリウスを死なせるつもりはちゃんちゃら無かった。
……ともすれば、主人の居るブラック邸でのマンダンガス・フレッチャーの動きも変わってくると云うのが道理。
(……ここで無理≠徹そうすれば道理も引っ込む──か。……自分のケツくらいは自分で拭くか)
「はぁ〜…」
これもある意味に於いての自業自得だと、俺は一つため息を吐いてから、後者のロケット∞≠倉庫≠ゥら出しながらクリーチャーの居る部屋に向かうのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
クリーチャーの説得も思いの外早く──それこそ20分や30分で終わり、あっという間に時は流れて9月1日。……つまりは新学期が来た。
先日──と云うか、つい昨日に俺とアニーが監督生がなったと云う知らせがホグワーツから届き、そのお祝いとして盛大なるパーティーが開かれた。グリフィンドールの女子監督生枠を競っていたであろうハーマイオニーもアニーが監督生に選ばれた事について納得しているのか、特に何も言わずアニーを祝っていた。
クリーチャーの説得は最初こそ血≠裏切る者!≠ニか言われたりして、壊れたロケット≠見せるなり、俺がロケット≠盗んだと思ったのか──凄い形相で襲いかかって来たが、それを口先で静めて──逆転時計(タイム・ターナー)≠使った≠ニ嘯いたりして、何とかロケット≠ニロケット≠交換してもらい、改めて入手した新品同様のロケット≠マンダンガス・フレッチャーに二束三文で売却した。
……そしてそのロケット≠“腑罪証明”で過去から来た俺が#モ、ことで現在≠ノ収束することになるのだろう。
(しかし──なぁ…)
意外な事もあった。……が、しかしそれは悪い事ではななく、ある意味に於いて嬉しい誤算だった。
(……まさか俺が<Nリーチャーの忠誠を得てしまうとは…)
ダンブルドア校長からの指示でクリーチャーを取り込む様に言付かっていたので、嬉しい誤算ではあるが──ロケット≠交換した時点でクリーチャーからの忠誠を得てしまった。
レギュラス・ブラックとクリーチャーの信頼関係をすっかり失念していたのだが──それが逆に打算≠ノならならなかったので、クリーチャ
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