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ヴァンガードG ネクステージジェネレーション Re:start
Turn:28 新たなる可能性
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「んっ、ん〜」
大きく伸びをするミライ
「あー、今日は楽しかった」
「っていうかハイメ、あんたいつまで家にお世話になるつもり?」
「まあまあ固いこと言わずに」
腰に手を当てトコハが呈した苦言を気にしない様子のハイメ

半ば無理やり勝ち取った助手席に座り嬉しそうに笑うミキ
疲れてしまったのか後部座席でユキナとチグサはぐっすり眠っている
信号待ちのタイミングでクロノはミキに声をかけた
「ミキ………ヴァンガードファイト、楽しいか?」
クロノのその問いかけに目を丸くしたミキだったがすぐ笑顔になってこたえた
「そんなの当たり前じゃないですか、ヴァンガードがあったから、私はクロノさんたちに会えた」
クロノだけではない
同じチームや園の仲間たち
面倒を見てくれる施設の職員たち
何よりヴァンガードを通して出会った友人たち
「(だからこそ、U-20に優勝して、立派になった姿を見せるのが、私にできる最大の恩返し)」
「………ミキ、園についたら少しファイトするか」
クロノのその言葉にミキも瞳を輝かせる
「いいんですか!?ぜひお願いします!」

「どうだった?いい息抜きになったでしょ」
「うん、ありがとうお母さん」
ハイメも交え三人で談笑するミライたち
「ついでだからミライ、一つ聞きたいんだけど、また一人で抱え込んだりとかしてないわよね」
「大丈夫、チームのために頑張らなきゃ、って思うことはあるけど、それだけよ」
ミライの答えにトコハはしばし唸っていたが
「なら………よし、悩みすぎるとろくなことが無いからね」
「そうそう、トコハは特に痛い目見たクチだよね」
ハイメの入れてきた茶々に周囲の空気が一瞬で凍り付いた
「ハイメー!この口か!いらないこと言うのはこの口か」
「ほ、ほろは、ひはい」
ハイメの口を思い切りつねりながら憤慨するトコハ
ハイメの口から手を放し大きくため息を零すトコハはミライの方を見た
「ミライ、あなたは私の様になっちゃだめだからね」
「大丈夫、タツマやミツキだけじゃない、お母さんやハイメさんだっていてくれる、それに………」
ミライはデッキを手に取ってトコハをじっと見た
「悩むのは別に悪い事じゃないと思うの、大事なのはそこから前を進めるかどうかだと思うから」
「えらい!よく言った!それでこそ私の娘!」
ミライの言葉に満足したトコハはそのまま彼女に飛びついた
「それじゃあ。頑張ってるミライにご褒美、はいこれ」
トコハが差し出したカードを手に取ったミライは目を見開いた
これまで手にしたカードとはけた違いの強さ、だが………
「(強力な分………使いこなすのも難しそう………)」
だがミライはその新たなGユニットを取り出したデッキに迷わず入れた
「ハイメさん!」
二人の様子を見守っていたハ
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