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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十一話 機動六課のある休日 4
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から」

ティアナからの通信だった。どうやら一つ、問題は解決したな。

「ライトニング5、了解した。女の子の容態はどうなんだ?」

保護されたとは言え、この地下水路を延々と歩いていたんだ。

気になってた事を聞いてみる。

「シャマル先生が診てくれたけど、バイタルは安定しているから大丈夫だって。ただ、衰弱しているから、このまま聖王病院へ直行だそうよ」

怪我とかは無しか。衰弱って言ってたけど、逃げ出した時の疲れが出たんだな。

「そうか、分かった。下に降りたら交流地点を指示してくれ。捜索しながら向かう」

「了解」

そこで通信が切れた。

「ひとまず安心ね」

ギンガさんがそう言った時、今度は緊急アラームが鳴り響いた。忙しいな、もう!

「こちらロングアーチ1。ガジェットの機影を確認!地下水路に数機ずつのグループで総数20!」

緊迫したシャーリーの声がこちらに届く。

おいでなすったって事だ。

「海上方面、12機単位で5グループ!」

更に敵機を確認したアルトさんが報告してきた。

「多いな!」

思わずボヤいたオレに罪はないよな?

「海上のは陽動部隊ね。こっちが本命だとしたら、ガジェット以外の戦力もで出てくるかもしれないわね」

ギンガさんの言葉に、オレは顔をしかめる。

思い出されるのは、ホテルアグスタでの召喚魔法の事。

「召喚士が来ると厄介だな。オレ達じゃ手に余る」

またガジェットを操られでもしたら、苦戦するのは間違いないだろう。

「大丈夫よ、アスカ。市街戦にならないように、隊長、副隊長も動いている筈だから。私達はやるべき事をするだけ」

「そうですね……!」

ギンガさんに返事をした時に、オレは異変に気づいた。

一気に前に出て、素早くバリアを張る。

次の瞬間、ヒュンと音を発ててレーザーがバリアにぶつかってきた。

「ガジェット?」

ギンガさんを守りつつ、オレはバリアを維持する。

ワラワラとガジェットが湧き出てきやがった。

「本当に多いな。AMFは結構キツイですよ、大丈夫ですか?」

ガジェットのレーザーを防ぎながら、オレはギンガさんに聞く。

AMFは慣れていても厄介な物には変わりない。だが、その心配は無用のようだ。

「誰の姉だと思っているの?」

強気に言い放つギンガさん。

「失礼しました」

苦笑いが出ちゃったよ。さすがスバルの姉ちゃんだ。

「私が攻撃を担当するから、アスカはフォローお願い!」

そう言うが早いか、ギンガさんはガジェットに突撃して行った。

「了解!」

まったく、大した姉ちゃんだよ!





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