第四章
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るというのだ。
「日本はここで滅びる訳にはいかんのだ」
「その通りです。これまで何とか生き残ってきました」
幕末から世界の荒波の中でこのことだけを考えてきた、何度も滅びることを危惧してもその中で何とか生きてきたのがこの頃の日本だ。
だからこそだ、小村も言うのだ。
「これからもまた」
「生き残ることは難しい」
伊藤の言葉にある沈痛さが増していた。
「実にな」
「今の我が国は」
「幕末から必死に生きてきたがな」
「この苦しみは続くのでしょうか」
「そうだろうな」
伊藤は沈痛さをさらに深くさせていた。
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