第7話
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ィは興味ありげな様子でミリアムを見つめ、トワは懐かしそうな表情でミリアムに声をかけた。
「やれやれ。久しぶりだ、シュバルツァー―――いや、ロード=リィンと呼ぶべきか?ここで会うのは本来想定外だが。ったく、1年半前の内戦終結以来あれ程俺達どころか”エレボニアに関わる事自体”も徹底的に避けていた癖に、こんな形でエレボニアに再び深く関わるなんて、一体何を考えているんだ?」
一方レクター少佐は若干呆れた後苦笑しながらリィンに問いかけた。
「……何の事かサッパリですね。それと俺の事は以前通りの呼び方で構いません。――――ですが、お久しぶりです。ユーゲント皇帝陛下にアルフィンと一緒に招待された今年の年始のパーティー以来ですね。」
「ああ、そうなるな。ハーシェル女史も久しぶりだ。さぞ憲兵少佐さん相手に窮屈な思いをしてるんじゃねえか?」
「あはは……そ、それほどでも。」
「当てこすりは止めてもらおうか、アランドール少佐。」
レクター少佐に冗談交じりの言葉をかけられたトワが苦笑している中ミハイル少佐はレクター少佐を睨んで指摘した。
「アルフヘイム嬢も―――おっと、アルフヘイム子爵閣下と呼ぶべきでしたか?」
「ふふっ、わたくしの事もお兄様同様以前の呼び方や口調で構いませんわ。」
「そりゃどうも。―――レン皇女殿下もご機嫌麗しゅう。正直貴女がこの分校に来たのはシュバルツァー以上に想定外でした。シュバルツァー達の件も含めて貴国―――いや、”英雄王”は一体何を考えているのやら。」
「クスクス、レン達の派遣にパパが関わっている事は否定しないけど………誰かを驚かせるのはレンの”専売特許”でもあるから、レンがこの分校に来ることもそんなにおかしな事ではないわよ♪」
レクター少佐の指摘に対してレンは小悪魔な笑みを浮かべて答え、レンの答えにその場にいる多くの者達は冷や汗をかいた。
「やれやれ……”お茶会”の主催者の貴女が言うと冗談になっていませんね。それと――――アンタともお久しぶりか、オルランド。」
一方レンの答えに苦笑したレクター少佐はランディに視線を向けて声をかけた。
「ああ、1年半前のクロスベル帝国建国以来になるな、”かかし男”。」
「そうなるな。………それにしても、クロスベルにとっての念願の”自由”を手に入れる所かエレボニアを超える大国へと成りあがってその件でエレボニアとクロスベルは今も微妙な関係なのに、わざわざ自分からその微妙な関係になっているエレボニアに入り込むなんて、さすがは一課ですら手が出せなかった”競売会”にも入り込んだ支援課の一員と言うべきか?」
「ま、否定はしねぇよ。だが、それに関してはお互い様なんじゃねぇのか?アンタは
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