人生の終わり
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ベッドの下に隠れていて下さい!」
「だけどっ!」
「早くっ!!」
少女はひろしの言う通りにベッドの下へと隠れた。との同時に扉が開く。そこには…たけし、美香、卓郎が青鬼となっていた姿があった。
「……………!!」
ひろしは3匹の青鬼から逃げられないと考えた。それに、逃げるということは3人を見捨てるのと同じくらいだった。
「………………………………」
ひろしは死ぬ覚悟をしていた。
『ひろし、起きろ!』
「おい、ひろし起きろ!」
「んっ……?ここは……………」
どうやら、さっきまでのことは夢だったようだ…。ひろしは眼鏡をかけ、マフラーを巻いた。
「全く…夜中何かしてたのかよ…」
「夜中…!!」
ひろしは夜中、少女を助けたことを咄嗟に思い出す。少女がいないかと辺りを見渡すが、少女の姿はどこにもなかった……。
「あの女の子はどこに……!?」
「女の子?そんな奴見てなかったぜ」
「そんな……!夜中、女の子を青鬼から逃げてきたのに…………」
卓郎達はひろしの言っていたことが理解できていなかった。
「ひろし、寝ぼけてるのよ」
美香が言っていたことをひろしは少女のことも考えた気持ちでいながら「そうですね…きっと、私が寝ぼけているからですね…」と呟いた。
「そんなことより、早くここから脱出しようぜ」
「そうですね…。ここに鍵とかあるのか探しましょう…」
「あ、それなんだけど…さっき鍵を見つけたんだ…」
たけしは鍵をひろしに渡した。その鍵には「子供部屋の鍵」と書かれていた。
「では、そこへと向かってみましょうか…」
こうして…再び探索することになった…。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ