人生の終わり
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「おにいさん起きてよ!起きて!!」
「…どうしたんですか?」
ひろしは少女に起こされた。眼鏡をかけ、マフラーをいつものように巻くひろし。周りを見ると、卓郎達がいなかった。
「卓郎達は………?」
「……………………………」
「どうしたんですか?」
「私…見ちゃったの………」
少女は見てはいけないものを見てしまった。それをひろしが尋ねてみると…少女は泣き始める。
「ひっぐ…あの…化け物が……」
「まさか…青鬼が……!?」
少女は泣きながら、さっき起こったことを話してみることにした。
「さっき…私が見たのは………」
『おい、ひろし起きろ!』
『…あの脳味噌野郎のことだ。諦めようぜ』
『そうね…私たちで先に手掛かりになりそうなものでも探しましょ!』
3人はひろしにムリをさせないようにしておくために、ひろしを寝かせたままにしておいた。
『さっ…行こ行こ!』
ガチャッ
美香達は扉を開けていったのだが、すると突然叫び声がした。
『キャアアアアアアア!!!!!!』
テ-ン テ-ン テ-ン テ-ン
『な、なんだよ!あのスクワットをしている化け物!!』
『ガタガタガタガタガタガタガタガタく、来るなー!うわあああああああああああああ!!!!!!』
『おい、たけし逃げるぞ!』
卓郎はマナーモードでいるたけしを引っ張りながら逃げるが、肝心な時にこけてしまった。
『くっ…ここまでか……。お前だけでも逃げていろ!』
『う、うぅ………』
卓郎はガタガタと震えているたけしに『速く逃げろ!』と怒鳴ったような感じで言った。
『うっ…うぅ……うわあああああああああああああああ!!!!!!!』
たけしはタンス(たけし城)でやり過ごそうと考え、ダッシュでその場へと向かう。
*
テ-ン テ-ン テ-ン テ-ン
『ぜぇ…ぜぇ……ここに入ればきっと………』
たけしがタンスへ隠れようとタンスの扉を開けようとしたとき…中には、別の青鬼がスタンバっていた。
『うわっ!うわあああああ!!!!』
たけしはガタガタしながら扉を開けて逃げようとしたが後ろからあのスクワットの青鬼が追いかけてきていた。
『うわあっ!!……マジかよ…ここで…死ぬのかよ……………』
2匹の青鬼がたけしに襲いかかってきた。
『ゔわ゙あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!』
*
「私には…あんな…大きな化け物にはかなわない…………」
「そんな………卓郎達が…青鬼に…………」
ガチャッ!
「ひぃっ……!!」
いきなり、ドアノブを捻る音がして少女はひろしの後ろに隠れていた。
「あなたは
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