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とある3年4組の卑怯者
77 表彰式
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決まりました。おめでとうございます」
 4組からはケン太が、1組は桜木が朝礼台の前に来た。そして表彰状を貰ったのだった。

「男子の皆さん、優勝おめでとうございます。よく頑張りましたね」
 戸川先生が皆を労った。そして、全員礼をして解散となった。そして、花輪が皆に呼び掛けた。
「Hey、everybody、よかったら僕の家で明日の午後、球技大会の打ち上げをやらないかい?」
「いいのお〜?花輪クう〜ン?」
「あ、ああ、もちろん、そうだ、僕達だけじゃなんだから他のclassの友達も是非誘ってくれたまえ」
 皆が喜んだ。
「藤木君ももちろん行くよね?」
 リリィが聞いてきた。
「うん、もちろんさ!」
 藤木もリリィも楽しみにしていた。

 その後、リリィはまる子とたまえと共に5組の教室前にいた。
「ひろ子ちゃんと会うのはちょっと気が重いな・・・」
 たまえは緊張していた。
「大丈夫よ、たまちゃん。私達がいるから」
「う、うん・・・」
 その時、橿田が寺東、桃山、筒井と共にドアから出てきた。
「あ、ひろ子ちゃん・・・!」
「たまちゃん・・・」
「今までごめんね・・・。ひろ子ちゃんの事を避けて・・・。私あの時の誕生会でひろ子ちゃんは私よりもクラスの友達とずっと仲良さそうで私、遠ざけられたような気がしてたんだ。あの時のひろ子ちゃんはもういないと思ってだから私、私・・・、ひろ子ちゃんの顔が見られなくなっちゃったんだ。ごめんね、本当にごめん・・・!!」
 たまえは泣きながら謝った。
「え?うん、いいよ、そうだっただんだ・・・。私もたまちゃんの気持ちを知らないでごめんね・・・。それで勝手に裏切った何て思っちゃって・・・。それでさくらさんにちょっとヤキモチぶつけちゃったんだ・・・。確かに私もクラスの友達と楽しむ事が多くて、それでたまちゃんにあの時寂しい思いをしていたんだなんて・・・。私も本当に最低だよね。それで試合でも自分の憂さ晴らししか考えないプレーばかりしてる事に4組に負けた時、気付いたんだ・・・」
 橿田は自分の事を行った事を反省していた。
「ううん、そんなことないよ、ひろ子ちゃんは学級委員として練習の時もてきぱきと練習進めてたもん!ウチのクラスなんか、最初は上手くまとまらなくて苦労したんだよ。凄いよ!」
「え?うん、ありがとう、たまちゃん!私からお願いするのもなんだけど、また友達になってくれる?今度は誤解しないように気を付けるよ」
「ひろ子ちゃん、うん、いいよ。私のクラスの友達とも、ひろ子ちゃんのクラスの友達とも仲良くなろうよ!」
「うん!」
 こうしてたまえと橿田の関係は幼稚園児時代以来の関係に少し修復する事になったのだった。
「そうだ、ウチの組の花輪クンが球技大会の打ち上げをやるって言ってたわ。他の組も誘
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