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第X章 尼子ちゃんの真実
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なった。と、いうことで、昼休みに友達告白に挑戦することを決心した。


昼休み。柱の裏で、タイミングを見計らっていた。すると、それに尼子ちゃんは気がつき、
「何見てるの?陵駕くん?」
と、声をかけてきた。俺は、慌てて
「な・何もしてねーよ!」
と、言った。野本先生と正良は嫌らしい目で俺のことを見ていた。そして、尼子ちゃんは言った。
「どーせ、私のこと見てたんでしょ?」
俺は、違う・・・と、必死に言うしかなかった。しかし、尼子ちゃんの暴走は止まらず、
「どーせ、あなたのしたいことはお見通し。どーせ告白やらどんなやら〜」
と、言ってきた。俺は、敵わない相手だと認識した。すると、尼子ちゃんは
「どーせ私とお友だちになりたいんでしょ!」
と、言ってきた。実際そうだったが、そう!なんて、言ったら気持ち悪がられるかもしれないと思い、
「ナワケナイヨー」
と、言った。しかし、尼子ちゃんは聞く耳を持たず、去っていった。尼子ちゃんは俺を馬鹿にしているようだった。しかし、俺は呼吸困難になっていたため、気がつく程の余裕がなかった。


寮へ帰ると、一通の手紙が届いていた。その手紙には
「明日は休業日?だからAM.9:00に講堂の裏に来てね?貴方のだーいすきな人より?」
と、書かれていた。俺は、行こうか行かないか迷っていた。すると、三仏先輩が寄ってきてこう言った。
「恋の悩みなら俺に任せろ。」
そういって、化館に教えてないとっておきなやつを教えようとしてくれた。しかし、名前を言えと言われた。言うのは恥ずかしかったけど三仏先輩は素晴らしい先輩だったので、立石尼子ちゃんが好きだということを正直に伝えた。三仏先輩の顔は真面目な顔から笑い顔に変わり、
「あ〜あのチビ!障害もってるやつね。」と、言ってきた。俺は、腹をたてて
「それはどういうことだ(怒)」
と、先輩に怒りつけた。その様子をみて先輩は真面目な顔に戻し、
「知らなかったのか。あいつがもってたこと。好きなのに。」
と、言ってきた。俺は、先輩から説明を受けた。尼子ちゃんは小人症という病気を持っていて、小人症とは成長ホルモンの分泌不足が関係しているらしい。俺は、信じたくなかった。しかし、身長は130cmも超えてるのか超えてないのかわからないくらいで、幼い顔であった。信じるしかないのかもしれない。


次の日。どうも、昨日先輩が言ってたことが衝撃的過ぎて頭の中で渦を巻いていた。しかし、尼子ちゃんに誘われていたので一応行くことにした。尼子ちゃんより早くくることができた。その間もずっとどう対応すれば良いのか考えていた。すると、尼子ちゃんはやって来た。尼子ちゃんは俺からみて右側を結っていた。また、雰囲気が違って可愛いなぁと、思った。
「で、今回貴方を呼んだ理由なんだけど、昨日友達がど
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