第五章
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「何だかんだでそれはアメリカも中国も出来てるね」
「油断したらコピーされるけれど」
これは中国の専売特許の様で実はアメリカもだったりする。日本のとあるアニメが著作権には極めて厳しい筈の企業にしれっと真似されたことがある。
だから言うのだった。彼等もまた。
「まあそれでもね」
「自分だけじゃなくて他国、他人の長所を認められる」
「それはいいことだよね」
「悪いところだけじゃないね」
彼等もそうしたところは認めた。そしてそれぞれ言うのだった。
「確かに厄介な連中だけれど」
「いいところもあるね」
「そうしたところは僕達も見習って」
「勉強していこうか」
こう言い合って彼等も学ぶのだった。そして彼等もまた源氏物語の難しさに頭を抱える。その難しさは誰もが認めることだった。
バナナ&ピーチ 完
２０１２・８・３０
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