第一章 再会〜第二の白亜〜 第6話
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うな顔で手当てしてくれる事は男としては嬉しいんじゃないのかい?現に戦術科の男連中の一部もあの女に治療されている最中、鼻を伸ばしていたじゃないか。何だったら、あの女にセシルが着ているような看護師の服を着てもらって、手当てさせたらどうだい?間違いなくここにいる男連中の大半は喜ぶか、更にやる気を出すと思うよ。」
「言われてみればセレーネ教官って凄い美人の上、スタイルも抜群だし、性格も凄くいい人だものね。そんなセレーネ教官にナース服を着て看病してもらったら、少なくても男連中は嬉しいでしょうね。」
「……なるほど。要するに不埒な理由ですか。」
「いや、僕が男だからと言って、セレーネ教官の手当に喜ぶ男子達と一緒にしないで欲しいんだが……」
エルンストの推測や提案を聞いたその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた後女子生徒達は冷たい視線で男子生徒達を見つめ、女子生徒達の視線に対して男子生徒達は慌てたり、否定したりし始めている中それぞれジト目で見つめてきたユウナとアルティナの言葉に対してクルトは疲れた表情で反論し
「あー、確かに姫だったら、ナース服も似合うだろうなぁ……しかもスタイルもあのセシルさんに迫る程だから、下手すりゃセシルさんと同格になるかも―――じゃなくって!姫にコスプレをさせて手当させた事をリア充シスコン剣士の耳に入れば、俺が後でリア充シスコン剣士に酷い目に遭わされるだろうが!?弟貴族と違って、兄貴族は妹やエリゼちゃんと同じ妹系キャラも兼ねている姫の事になると性格が豹変してマジで見境がなくなる事はお前も知っているだろうが!?」
一方ランディはエルンストの意見に一瞬同意しかけたがすぐに我に返って、疲れた表情で指摘した。
「クク………――――という訳で”大蛮族”の長であったこのあたいがあんた達みたいな生まれたばかりの雛鳥の為に直々に鍛えあげてやるんだから、ありがたく思いなよ?」
「ハア……ったく、何で俺の周りの女は”こんな連中”ばっかり集まるんだよ……どうせ集まるんだったら、ルファディエル姐さんやベルフェゴール姐さんみたいな美人かつスタイル抜群で、凶暴な性格じゃないお姉様が集まって欲しいぜ……(まさかとは思うが、これもキー坊の”因果操作”によるものじゃねぇよな……?)」
そして不敵な笑みを浮かべて自分達を見回したエルンストの笑みと言葉に生徒達全員は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせたり、表情を青褪めさせて身体を震わせ、その様子を見ていたランディは疲れた表情で肩を落とした。その後途中まではランディの授業通り順調に進んでいたが、授業の後半になるとエルンストが宣言通り乱入し、その様子を見ていたランディは諦めた表情で肩を落とした後ARCUSUを使ってセレーネ
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