ターン85 鉄砲水と変幻の銀河
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召喚または特殊召喚されたモンスターの効果をそのターンの間だけ無効、さらに攻撃も封じる!」
忍者マスターHANZO 攻1800
KYOUTOUウォーターフロント(3)→(1)
縦横無尽に白い糸が走り、灰色の装束を着た忍者の全身を締め上げる。印も結べず武器も振るえず、打つ手のなくなったHANZOが全身に力を入れて強引に引きちぎろうとするも、その瞬間に隙ができたことには変わりない。
「まあ、そうしますよねえ。カードをセットして、ターンエンドです」
エンド宣言と共に、HANZOが縛鎖から脱出する。これで再びあのモンスターは自由に動けるようになったが、すでにその効果を発動するタイミングは逃している。
清明 LP1600 手札:3
モンスター:???(フロスト)
粘糸壊獣クモグス(攻・イーグル)
魔法・罠:グレイドル・イーグル(クモグス)
場:KYOUTOUウォーターフロント(1)
葵 LP4000 手札:0
モンスター:忍者マスターHANZO(攻)
魔法・罠:隠密忍法帳
忍法 分身の術
2(伏せ)
「僕のターン……」
「メインまで待つとHANZOが飛ばされますからね。このスタンバイフェズに永続トラップ発動、忍法 超変化の術!私の場のHANZOはレベル4、そして先輩のクモグスはレベル7。この2体を墓地に送ることでレベル7のドラゴン族、白竜の忍者を特殊召喚します!」
灰色の忍者が腰に差していた忍者刀を抜き、クモグスの足元めがけ投げつける。一文字に飛来したそれが大蜘蛛の本体ではなくその影に突き刺さった瞬間、クモグスの巨体が金縛りにでもあったかのように触角1本動かなくなる。先ほど縛られた礼だとばかりに動けなくなったクモグスにHANZOが悠々と近づいていき、その体に触れた瞬間夢か幻のように2体のモンスターの姿が揺らめき煙となって薄れて消えていった。どこへともなく流れていくその煙はやがて渦を巻き、渦の中心から明るい茶髪をなびかせて純白の装束に身を包むくの一が足音ひとつ立てず葵ちゃんの前に片膝をついて着地した。
白竜の忍者 攻2700
KYOUTOUウォーターフロント(1)→(3)
「最上級モンスターは立派だけど、僕の手札にドゴランがいるってことを忘れてない?せっかく満を持して出てきてもらったところ悪いけど、そのモンスターもリリースさせてもらうよ」
「お待ちを、先輩。まだスタンバイフェイズは終了していませんよ?白龍の忍者を特殊召喚したところでもう1枚の永続トラップ、2枚目の分身の術を発動!」
「しまった!」
「先ほどお見せした、ゴエゴエを成金忍者に入れ替えるような小技ではありません。正真正銘文字通り、真の分身をお目にかけてみせましょう!リリースするの
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