ターン85 鉄砲水と変幻の銀河
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墓地に送り、そのレベル合計以下のレベルを持つドラゴン、恐竜、海竜族モンスター1体をデッキから特殊召喚します!ツーヘッド・シャークと白い忍者のレベルは共に4、よって私が呼び出すのはレベル8!」
「レベル8のドラゴン族、ってことは……!」
「ようやくお察しいただきましたか。お出でませ、葵流忍術最強のしもべ!銀河眼の光子竜!」
白い忍者を中心にストロボでも焚いたかのような光が走り、ほんの1瞬だけ部屋の中のあらゆるものから色が抜けて白黒の静止画となる。その中でひときわ輝いていたのが、巨大な1体のドラゴン。葵ちゃんの切り札、銀河眼の光子竜だ。
銀河眼の光子竜 攻3000
「まだ少し、打点が足りませんね?忍者義賊ゴエゴエを召喚します」
忍者義賊ゴエゴエ 攻1500
巨大なキセルを振り回し、大量の小判を覗かせる赤装束の忍者がさらに召喚される。これで僕のフィールドにはモンスターがいないにもかかわらず、葵ちゃんの場の総攻撃力は4500とこちらのライフを上回った。
「手札が4枚しかないのは少し不満ですが、まあいいでしょう。どうせオマケの効果ですし。まずはゴエゴエ、ダイレクトアタック!」
「くっ……!」
忍者義賊ゴエゴエ 攻1500→清明(直接攻撃)
清明 LP4000→2500
飛んできた小判が突き刺さり、確実にライフを削っていく。
「忍者義賊ゴエゴエが戦闘ダメージを与えた時に相手の手札が5枚以上であれば2枚のハンデスが行えましたが、そこだけは命拾いしましたね。ですがいくら手札を溜めこんでいても、それを使う機会がなければ完全に無意味!行きますよ銀河眼、破滅のフォトン・ストリーム!」
「ホント、いくらランダムとはいえハンデス持ちはなかなか危なかったよ。相手モンスターのダイレクトアタック宣言時に手札から、ゴーストリック・フロストの効果発動!攻撃モンスターを裏守備にして、さらに自身を裏守備で特殊召喚する!」
「む……一筋縄ではいきませんか」
全身に光をチャージし、今まさに放出しようとしていた銀河眼の前に、雪の壁が立ちはだかる。防寒具を着込んだ雪だるまにして稲石さん譲りのゴーストリックの一員が、今回も僕を守ってくれた。
銀河眼の光子竜 攻3000→???
「ダメージが通らなかったのは無念ですが、考えようによってはこれも感謝ですね。銀河眼が裏守備になったことで超変化の術との因果が途切れ、私もこのカードを自由に使えるようになりましたから。メイン2に魔法カード、機甲忍法ゴールド・コンバージョンを発動!私の場の忍法をすべて破壊し、デッキからカードを2枚ドローします」
内心では攻撃を防がれるのも織り込み済みだったのか、口では無念といいつつも大して
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