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とある3年4組の卑怯者
75 激闘
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木君、笹山さんを凄い応援するね」
 山根が藤木に少し引いていた。
「まあ、ほっとくがいいさ」
 永沢は藤木など相手にするなというような言い方をした。笹山はそれでも藤木の応援は彼女にとって力になった。
 
 次は菖蒲岡のサーブを城ヶ崎が逸らしてしまった。しかし、4組に反撃のチャンスが訪れた。次はとし子のスパイクが決まり、その次は城ヶ崎がスパイクを決めて同点にした。次は菖蒲岡のスパイクが勢いよく決まって3-2。しかし、今度は野口がスパイクをして再び同点に追いついた。次は山本のアタックがコート外に出た。そして城ヶ崎のサーブを二上が後ろへレシーブして、菖蒲岡も間に合わずに4組に5点目が入った。次はかよ子がレシーブした。ボールはネットに当たってしまった。サーブ権を5組に取られた。
「みんな、ここで取り返して!」
 橿田が叫んだ。たまえも触発されたのか、かよ子に叫ぶ。
「かよちゃん、気にしないで!!」
 かよ子は心を落ち着かせた。次は松原がサーブした。それを野口が上手くレシーブし、みぎわがトスを上げる。城ヶ崎と笹山が共に駆け寄り、跳んだ。
「笹山さんっ!」
「うん!」
 城ヶ崎に呼ばれて笹山がフェイントをかけたスパイクをした。菖蒲岡と八木のブロックを破った。松原のレシーブが間に合わず、4組が6点目を入れた。
「いいぞ!笹山さん!」
 藤木は笹山を褒め称えた。なお周囲の男子は藤木の行動に苦笑したり、引いていた。次はとし子がサーブした。山本がレシーブ、駒田がトス、そして八木がスパイクした。城ヶ崎とかよ子がブロックで返した。駒田がボールを追うが、見送った。ボール・アウトになった。その駒田のサーブを笹山がレシーブした。かよ子がトスして、野口に繋いだ。野口のスパイクは駒田と山本の間を襲った。そして7点目を入れた。次はかよ子がトスをミスしてネット上に当ててしまった。しかし、次はとし子が、その次は笹山がアタックを決めて、9-6と点差を3点に開いた。しかし、5組も追い上げた。菖蒲岡のスパイクをとし子がレシーブできず、次もまた菖蒲岡のスパイクをみぎわと城ヶ崎でブロックをするもボールの勢いでみぎわが吹き飛ばされ、笹山のレシーブも間に合わず、1点差に迫られた。
(さすが菖蒲岡さん、合気道で鍛えた気合ってのがあるわね・・・)
 みぎわは菖蒲岡に脱帽した。しかし、次は駒田がサーブをネットに当てたため、4組にサーブ権が戻った。みぎわがサーブした。菖蒲岡がレシーブし、トスを経由せず、二上がスパイクした。笹山が必死でレシーブした。とし子がトスし、野口がスパイクするが、松原にブロックされたが城ヶ崎がレシーブで防ぎ、みぎわがトスを上げる。その時野口がとし子に言う。
「土橋さん・・・、打ちな・・・」
 とし子はえっと思ったが、野口の言う通りにして野口の立つ位置まで走ってジ
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