0263話『長波の改二改装』
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ょうか」
「そうだな。次は……武蔵の建造率が上昇しているのか」
「はい。分かっていると思いますけどうちにはすでに武蔵さんはいますので大型建造はほどほどにしておいてくださいね……? 時には諦めも大事ですから」
「わかってる。まぁ期待しないで回しておくよ」
《あはは……。提督、結局は回すんですね》
そこで榛名が出てきてそう言う。
「まぁ、私の気分の問題なんだけどもう一隻欲しいというのは欲が出ているとは思うけど仕方ない事なんだ。幸い今はボーキ以外はカンスト気味だから何回かは回せるしな」
「提督……?」
「わかってるわかってる! ほどほどにしておくから!」
大淀の追及があるけどなんとか流しておこう。
資材を集めてくれるみんなの苦労も知っている事だし……。
武蔵建造の件はこれで一応は終わりとして、最後の項目になってきた。
「そして最後に長波の第二次改装か……これには改装設計図にプラスして戦闘詳報も一つ必要とあるけど、確か一つだけあったよな……?」
「はい。秋の作戦で未使用の戦闘詳報が一つ残っていますね。どうやら新任務でも数個手に入るとありますから安心して良いと思いますけど」
《なんか最近本当に改二に必要な道具が増えてきましたよね》
榛名がそう言ってどこか感心しているような声を出していた。
そうだよな。大体二年から三年以内に実施された改二には改装設計図も必要としない子が多かったけど、レアな装備を持ってくるようになってから改装設計図を必要とする感が増えてきたからな。
「わかった。それじゃ大淀、改装設計図と戦闘詳報の準備をお願いしていいか……?」
「わかりました。すぐに取り掛かりますね」
大淀はそれで一度部屋を出て行った。
その間に長波を部屋に呼んでおくとするか。
長波の部屋へと連絡を入れる。
『お、提督かー? どしたー?』
「長波か。さっそくだけどお待ちかねの時間だからすぐに執務室に来てもらっても構わないか……?」
『ッ! 改二だな!』
「ああ。だから早めにな」
『わかった! すぐにいくから!』
よほど嬉しいのだろう、長波はそれで通話もほどほどに通信が切れた。
《ふふ。長波さん、よほど嬉しいのでしょうね》
「そうだな。すぐに来るだろうから待っていようか」
《はい》
と、そこでタイミングよく、
「提督。改装設計図と戦闘詳報の準備が出来ました。すでに妖精さん達に頼んで明石の方に運んでもらっていますよ」
「わかった。さて、改二はどうなるか楽しみだな」
するとさっそくとばかりにドタドタと複数の足音が響いてきたので来たのだろう。
「提督! あたしの改二は!?」
「落ち着きなさい。まだ改装もされていないんだから焦らないの」
「そ、そうだな……」
「長波姉
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