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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第648話】
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思議と出来そうな気がしなくもなく、久しぶりに夢の中で会えた幼なじみに満足そうな笑顔を見せたソフィー。
この子の夢はここまで……次の子の夢を覗き見る。
布仏本音ことのほほんさん、普段ならまだ起きてる時間帯なのだが珍しく寝息をたてている彼女の夢の中が此方。
「ほわぁ……。 にしし、ひーくんひーくん〜、あっちに休憩スペースあるよー」
「あぁ、じゃあちょっと休憩していくかな。 ……の前に本音、アイス食べるか?」
「うん。 じゃあじゃあー、ストロベリーバニラのミックスお願い〜」
「オッケー」
たたっと駆けていくヒルト、ヒルトとデートする夢を見ているのほほんさんはニッコリ笑顔でアイスを待つ。
何時ものようなゆったりした服装だが、スカートはわりと短めのフレアスカートを穿いてる辺り夢とはいえ気合いが入ってるようだった。
「はいよ、ストロベリーバニラのミックス」
「にひひ、ありがとーひーくん♪ ちゅっ♪」
アイスを渡すために屈んだヒルトの不意をつく頬に口付け、大胆な行いに夢とはいえ頬を真っ赤に染め上げるのほほんさんだった。
まだ他の者も眠っているのだが、一度戻ってヒルトの夢の中を覗いてみるとする。
「ぬ……補習テストとかヤバい……」
学園の一室、カリカリとペンを走らせて解答に記入していくヒルト――夢の中で補習という辺り、どこかで危機感を感じているのかもしれない。
「ぬぁあ……書いても書いても何で用紙が増えていくんだよー!! 終わらねぇじゃねえか、これが!! しかも何か頭重いし、ベトベトするし!」
魘されるヒルト、頭が重いのもいぬきちの頭がヒルトの頭に――更にヨダレがヒルトの顔にだらだら流れてる始末。
修学旅行最終日の夜、夜這いは無いもののヒルトにとっては悪夢でしかなかった。
「わふっ(お肉わんっ)」
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