第二十章 エピローグ
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者が増えた。
多くは、川神百代が負けた今ならメンタルが不安定で倒せると思った人間が一瞬で返り討ちにあっていた。
俺にも挑戦者がいたが、川神百代と戦って以来どうも一皮剥けたらしく、百代とお揃いで一瞬で返り討ちにした。
九十九髪茄子を付けているはずなのに、以前よりも格段に強くなっているとは……人生とは面白いもんだと思う。
1つ川神百代に借りが出来た。
早い話が、黛由紀江が俺に決闘を申し込もうとしていたらしく、それを百代が止めたのだ。
というか、まずは私が再戦して勝つのが先だと。どうしても松永久秀と戦いたいなら私と先に戦えという感じ。
俺としては、別に相手をしても良かったのだが、俺の知らないところでそういったやり取りがあったのを事後報告されたのだ。
それを、借りとして押し付けて来たので困っているのだ。
まあ、飯でも奢ればいいか。
今はそれどころじゃないのだ。
「主の仇取り、と言ったところ?」
「それもある。けど、私個人が戦ってみたいと思ってね」
武蔵坊弁慶が決闘を挑んできた。
「最近、勝ちを積んでいるから浮かれていると思ったけど、そうでもなさそうだね」
「公式戦無敗を続けないと意味ないからね……」
川神学園の決闘方法に従って、ワッペンを重ねる。
「いざ、真剣勝負と行こうか」
この日、松永久秀は新たに勝利を重ねた。
●
「川神百代、源義経、武蔵坊弁慶と戦って勝利。新しい四天王の松永久秀は強いな。あの試合で一皮剥けたか……。赤子が次のステップに成長したということだ」
「隙のある内に川神百代から1勝あげておいたのは流石、松永と言ったところだな」
「そうねぇ。この分だと百代は洗練されて確実に今より強くなっていくだろうなぁ」
「次代を担う四天王の1人松永久秀は、随分と盛んじゃのぅ」
壁を超えた実力者達は将来の人材達に安堵する。
結果的に川神院が誇る最強の武神川神百代は負けたが、野に潜む新しい人材達を見つけられた。
世代交代。
遅かれ早かれ、必ず起こる世代交代を上手く達成できたと、川神鉄心や、ヒューム・ヘルシング達は思ったのであった。
●
次世代の四天王
人は変われど、強さの象徴は変わらない
配点:(世代交代)
次回からルートが変更されます。
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