暁 〜小説投稿サイト〜
Blue Sea 『空と海の境界線』
Operation 02-発令、ファーバンティ解放作戦-
取り戻す為に
Mission22「集結、そして出撃」
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トとほとんど一緒だが、違うのは出来る限り沿岸部に近く、同時に航空戦力を別方面から当てるという。

 艦隊上の制空権については竹井提督(以下、イーヴォ提督)の航空部隊によって確保するとのことだ。この点は問題ない。

 寧ろ問題なのが制海権。当然メガリスに近いことから反撃も激しいだろう。ネウロイが来る可能性も否定できない。そのため、同行しろとのことだ。


 ハッキリ言えば、2隻だけで足りるとは思わないが。イーヴォ提督がそれをどれだけカバーするのかは自分にはわからない。セレンにはわかるらしいが。


「竹井提督から入電……数分後にはそちらに到着するとの事」
 早いな、と思いながら水平線を眺めるのであった。










「この編成で大丈夫なんですよね?怪しまれないようにするためにも」
 吹雪が隣で問いかけてくる。

「501の方々にも場合によっては飛んでもらうことになってるから大丈夫だが……まあ、そこまで気にする必要はないか」

 洋上を航行するのは旗艦の吹雪、後ろには修理を終えた大鳳。わずか2隻。防衛自体は可能なレベルであるからか、護衛をほとんど必要としない編成だった。

 吹雪だけでも可能なのだが、大鳳を連れていく理由がある。それは『戦力の引き渡し』が一番近いといえばいいだろう。

 ウィッチの数を考えれば大鳳がなければ運用能力が落ちる。その穴埋めにも出来るのが狙いだ。


『航行は問題ありません。機関出力安定、艦内の問題もなし。唯一の
問題はストライカーユニットの機動補助装置ですが……』
『それなら問題ない。機体各所に魔力補助装置を付けた』
 とシャーリーが無線で話した。


「了解した、彼らに打電で数分後につくと言っておいてくれ」
「わかりました。って、数分後って……まさか」
 吹雪がはっとした目で此方を見てくる。使うシステムを知ってるからだろうか。

「各艦防護システム展開、同時にオーバードブースターを起動しろ。一気にセントアークまで移動する。ウィッチの諸君、衝撃に注意しておけ」

 こうして、2隻は数分でセントアークまでたどり着いたのだが、この時にエーリカが派手にピンボール状態になりかけて今度は瑞鶴はおろかウィッチの4人に被害が出たのは言うまでもない。なおエーリカ曰く「寝てた」とのこと。







「超高速で接近する艦隊を探知……港の近くまで来ています。反応の波長が一致しているのと、同時に低速になりました」
 サーニャが固有魔法で竹井提督が来たことを知らせる。

「ずいぶん彼らしいな。敵がいなかったからか?」
 まあ、そうだろうなとセレンは呟きながら艦橋から海を眺める。

 あちらから来てくれるとはいえ、割と内心やばい
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