ダンジョンで死にかけるのは間違っていない 2
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おく。化粧品も用意ができたのでヘファイストス・ファミリアに行ったのだが少し手が離せないらしくて3日後にアポだけとってギルドに向かう。
「エイナさ〜ん」
「あら、ベル君じゃない。どうかしたの?」
「いえ、日頃から色々とお世話になっているのでお礼の品を用意してきたんです」
「何かしら」
「おじいちゃんから教えられた特製のシャンプーとかですね。ロキ・ファミリアの人たちが材料を集めるのに血眼になるぐらいでしたからきっと喜んでもらえると思って」
昨日のロキ・ファミリアの人達が血眼になってダンジョンに潜っていったのが伝わっていたのか、ギルドの女性職員の視線が僕達に、正確には僕が渡したお風呂用品に集まる。
「えっと、その、ミアハ・ファミリアに生産と販売を委託したのでそちらの方にお願いします」
もう一回ナァーザさんに頭を下げよう。営業が結構厳しいかもしれないから数日は手伝おう。女性職員の何人かが職員の人数を数えて、仕事を他の職員に廻している。業務中だけど、購入か予約に走るのだろう。
「ベル君、次からは気をつけようね」
「はい、次からは気をつけます。それと、明日からダンジョンに潜る予定です。階層も3階層までの予定ですが、潜る時間を長めに取ろうと思ってます」
「うん、それが良いと思うよ。長く潜る分、アイテムはしっかりと用意していくんだよ」
「はい。準備は済ませてあります」
この休暇中に新調された装備の慣らしは済んでいる。あとは実戦で最適化を行うだけだ。まあ、ナイフと言うか、短剣と言うか、それほど刃渡りが長くないものに関しての扱いはおじいちゃんとおばあちゃんに叩き込まれたからすぐに慣れる。
だけど、やっぱり一番使いやすい武器を使いたい気持ちがある。ただし使った時点で面倒なことになるのは確実だ。今も時折視線を感じることがある。とある酒場なんて大嫌いな匂いで充満しているしね。特攻をかけて排除した方が気楽なんだけどな。僕が本気を出せば大抵のことは力づくでどうとでもなる。
父さんたちとは違う、僕だけの力を使えば神様達相手にも戦えるし、殺せる。殺すための武器もおばあちゃんに貰っている。何か仕掛けられたら嫌がらせは確実にしてやる。
「お待たせしました。ちょうどですね、ありがとうございます。ベル君、追加を早く!!」
「ちょっと待って下さい神様!!小瓶に分けるのが大変で!!」
「ええい、少々お待ちくださいね。今すぐにご用意しますから。ベル君、手伝うよ!!」
「完成品がそれとそれで、空き瓶はそこです!!」
神様と二人で瓶から香水を小瓶に移し替える。ある程度の種類と数が揃った所で神様が売り子に戻る。その間も次々と香水を詰めていき、とうとう小瓶が無くな
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