ダンジョンで死にかけるのは間違っていない 2
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を買い漁ってきて!!ロキ、風呂上がりに全身に濡れって!!」
遠くからそんな声が聞こえてきた。しばらく待っているとロキ様が戻ってくるが、明らかに神々しさが上がっている。
「見てやベル。見違えたやろ」
「ええ、本当に変わりましたよ。ただ、髪の乾かし方が雑です。放っておくと汚れが付きやすくなって、枝毛も出来るのでちゃんと乾かしておきましょう」
用意した椅子に座ってもらい、丁寧にタオルで水気を吸い取る。ついでに頭部のマッサージも忘れずにやっておく。神様に効果があるかは分からなかったけど、気持ちよさそうな声が漏れてるので効果はあるのだろう。
「それじゃあ、本番の化粧を施しますね」
市販の色が原色に近い物を使わずに全部その場その場で調合して施す相手の肌に近い色を用意して薄く自然な感じに健康的に見えるなるように化粧を施す。化粧を終えてから手鏡を渡して確認してもらう。
「こんな感じでどうでしょう」
「風呂上がりの時からさらに見違えとるやないか。冒険者辞めてこっちで食っていった方がええんとちゃうか?」
「それは置いておきましょうよ。それで、ヘファイストス様の件なんですけど」
「絶対に喜ぶ!!」
「良かった。あっ、香水はどうします?こっちも調合しますけど。あと、ヘファイストス様の好みがわかると良いんですが」
「ヘファイストスの好み、確かなんかのハーブティーが好きやって聞いた覚えが。ちょっと他の奴にも聞いとくわ」
「ありがとうございます」
「ところで、話は変わるんやけどな」
「大体予想はついてます。今、他の人達が材料を集めに行ってますから、戻ってきたらミアハ・ファミリアにまで持ってきてもらってもいいですか?大量生産となると本職に任せたほうが良いので」
「ミアハの所か、なんでまた?」
「色々とお世話になってまして。これで金欠がどうにかなればと思いまして」
「ミアハの悪い癖か。定期的に材料も持ち込むやろうから安定するやろ、きっと」
「そうあって欲しいです。あっ、そう言えばもう一つ」
「なんや?」
「時間がある時でいいので『心の怪盗』の、おじいちゃんの昔話を聞いてもいいですか?」
「それ位かまへんよ。ウチもオラリオからおらんようになってからの『心の怪盗』のことが聞きたいからな」
「ありがとうございます」
ロキ様に相談に乗ってもらった翌日、ナァーザさんに話を通して大量にお風呂で使う薬品を大量生産し、場所だけを借りてこの際だからと普段お世話になっている人たちの分を量産する。ナァーザさんとの契約で売上の1割が貰えることになったからついでにポーションも幾つか仕入れて
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