ダンジョンで死にかけるのは間違っていない 2
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を開いている方がかわいいな。それは今は置いておいて。
「あの、女性にこんなことを言うのはあれですけど、致命傷に近いです。化粧をする以前の問題で、ちょっと髪も失礼します」
髪も同じで見た目と質が全く違う。考えられるとすれば1つしか無い。
「髪もちょっと、危険域です。たぶんですけど、神様達は神気か何かで見た目が最低限保証されてる感じに近いんだと思います。それに加えて石鹸なんかが弾かれてるんだと思います。その、文字通り磨けば光るかと」
「……あ、あばばばば!?べべべ、ベル!?」
「えっと、とりあえずお風呂、いえ、先にサウナの方が良いです。毛穴を広げてこれで汚れを落としてからお湯で流して下さい。かけすぎると肌がボロボロになって逆効果ですから気をつけて下さい。それから身体の汚れを落としやすい素材の手袋です。髪の方はこっちで汚れを3回ぐらい洗った後に、これを30分ぐらい馴染ませて下さい。まずはそこからで」
「恩に着るで!!リヴェリア、ちょっと助けて!!マジで頼むさかい!!」
ロキ様が部屋から飛び出していくのを見送る。あっ、保湿用の液体を渡し忘れた。あとで誰かに持っていってもらおう。
それより先に他の化粧品を用意しておこうと思いカバンの中身を広げて必要なものを用意する。香水だけはロキ様の好みに合わせてその場で調合した方がいいので鞄にしまっておく。前に使ったのが1ヶ月前だけど道具に不備はない。これなら問題ないね。
「居た!!今すぐ私にもあれを寄越しなさい!!早く!!」
急に部屋に飛び込んできたティオナさんに顔が似ている人に胸ぐらを掴まれて振り回される。
「ふ、振り回さないで!?間違えて何を渡すか分からなくなるから!!」
なんとか放してもらい、呼吸を整える。
「それで、どれのこと?」
「ロキに渡した一式全部よ!!」
「えっ、ロキ様、一人で全部使っちゃったの?」
「他にも皆が使っちゃったのよ。だから寄越せ!!」
「まいったな。身体の汚れを落とすのと髪の汚れを落とした後になじませるのは少しだけなら残ってるけど、髪を洗うのはあれが最後だったし、調合しようにも材料が」
「材料は何!!」
「ちょっと待ってね、とりあえず全部の材料を書き出すから。液体系は出来るだけ不純物を取り除いて瓶に入れて持ち帰ってほしい。品質に差が出てくるから気をつけてね。それから身体を洗う手袋の方の素材も書いておくね」
材料を書いた紙を渡す前に保湿液を渡す。
「それをロキ様にお風呂上がりに全身に塗るように伝えてね。これの材料も書いておくから。採取の難しいものは方法も書いておいたから」
レシピを渡すと同時に駆け出していってしまう。
「皆、乱獲に行くわよ!!サポーターの半分は買える物
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