クリスマス準備編〜その三〜
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さてと、とりあえずプレゼント交換用の物を買ったわけだが(木曾は適当なぬいぐるみにさせた)、他に準備しとかなければいけないものはあっただろうか。
そう言えば、さっき悠人から、『後二十分で着くから』みたいな連絡受けたっけな…………まぁ、あいつらは別にいいか。このサンタコス見られるのはかなり癪だが。
「なぁ、木曾。なんか一発芸でも準備しといた方がいいのか?」
「んー、酒に酔っ払った奴等の近くによらなきゃ大丈夫。」
要するに、準備しといた方がいいのか…………。どうせこいつら飲みまくるだろうし。
まぁ…………前に長門さんに似てないって言われたのが悔しくって、ちゃんとしたのを準備してきたからな。恥はかかない…………と、思う。
「しかしこれってさ、クリスマス会と言う名の飲み会だよな…………長門さんと金剛さんがケンカしねぇか心配だ。」
俺は脳裏に俺の歓迎会で起きた事件を思い出す。
「まぁ、流石に大丈夫だとは思うけどな。あの人たちもいい大人なんだし。」
「いい大人ならあのときにケンカしねぇよ。」
俺達はそんなことを言いながら、会場へと向かった。
―遊技場―
会場である遊技場に来てみると、そこはこの前と同じように机が出されていたが、クリスマスらしい装飾や机の上に置いてある料理がいかにもクリスマスの雰囲気を醸し出している。
既に来ている人もいて、パーティーの開始を心待ちにしているようだ
…………暦的には秋なんだけどなぁ。
「お、やっとお前らも来たか。」
入って早々に、入り口の近くにいた天龍が話しかけてきた。サンタコスの似合わない奴だ。
「いやぁ、こいつが変なもん買おうとしたから止めてた所だ。」
俺は木曾の頭を軽くポフポフした。意外と乗せやすいところに頭の位置がある。
「だって、なんか元気になりそうだったし。」
色々とアウトな発言だなおい。
「あー、まぁ、ほら、『せいなる』夜だし。」
「漢字に直してみやがれ。」
どいつもこいつもギリギリの線を攻めようとしやがって。
「…………っぽい!拓海くん来たっぽい!行ってくるっぽい!」
すると、近くからそんな声が聴こえたかと思うと、目の前を恐ろしいスピードで何かが通っていった。
「…………夕立だよな、あれ。」
「…………犬だよな。完全に。」
すると、俺のスマホがピロリンと鳴った。拓海からだった。
『着いたよー。』
「…………ここまで来ると気持ち悪いよな…………。」
「愛の成せる業だよ。」
お前愛とかに一番遠い存在だろ。
「あ、木
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