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FAIRY TAIL ―Memory Jewel―
妖精たちの○○な日常 vol.1
S t o r y 1 5 温もりと幸せ
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あ!」
「……全く、つまんないね〜。」
「残念だわぁ……。」

目尻に薄らと涙を浮かべながらリンが言うと、不服そうに頬を膨らまし眉間に皺を寄せながらも二人は手を離す。

「いると思ったんだけどね〜。」
「ね〜。」
「いやいやいや……。」

諦めの悪い2人の言葉にリンは苦笑する。

「ラクサスとかどーなんだい?確か同期だったよな?」
「それに幼馴染なんでしょ?お似合いだと思うんだけどな〜?」
「何でそうなったの!?ていうか諦め悪すぎないっ!?」

話題を一向に逸らそうとしない2人にリンは再びツッコむ。
カナとミラが話していた通り、リンとラクサスは同期であり幼馴染なのだ。2人は同世代の人間が互いしかおらず、幼い頃はよく2人で仕事に出かけたり勝負し合っていたのだ。17歳でS級魔導士に昇格したラクサス。そして後を追いかけるようにその翌年、リンも18歳でS級魔導士に昇格した。BOF(バトル・オブ・フェアリーテイル)の際、ラクサスを破門にすることを最後まで反対していたのもリンだった。長い付き合いだからこそ、互いに信頼し合っているのだ。

「で?結局のところどーなんだよ?」
「も、もしかして……もうとっくのとうに……!」
「どぅぇきてぇるぅ?」
「いやいやいやっ!だからただの腐れ縁だってば!そしてハッピーいつの間に!?」
「あい。」

更に詰め寄ってくるカナとミラにリンは何度目かわからないツッコミを入れ、そしていつの間にか自分の右隣の席に座ってはぐはぐと魚を頬張りながら巻き舌で言うハッピーの姿を見て驚嘆の声を上げた。

「おぉリン、来ておったか。」
「あ、マスター!た、助かったぁ……。」
「ちぇっ。良いトコだったのに。」

オレンジと青の縞模様のピエロのような服を着たマスターが杖を突きながら姿を現した。質問攻めにされていたリンは安堵の息をつき、カナは唇を尖らせる。

「えーっとマスター、私に何か用ですか?」
「うむ。実はじゃな……」

そう言いながらごそごそとマスターが懐から取り出したのは一枚の依頼書だった。リンがそれを受け取ると横からカナ、ミラ、ハッピーも覗き込む。依頼書には【オークションの廃止 40万J】と書かれていた。

「オークション?」
「もしかして、物珍しいものが売買されているって噂の……?」
「そうじゃ。」

首を傾げるカナの隣で顎に指を当てながら言うミラの言葉にマスターが頷く。

「評議院の情報によると、売買されているものはレッドリストにも載るような希少な魔法生物、禁断の魔法に数えられる魔法書、時には人も売買されているらしい。」
「人って……。」
「となると、オークションの参加者も皆()()()()ってことだね?」
「うむ。そしてどうやら
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