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三本尻尾の力
第二章
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あそっちも頑張りなよ」
「お父さんの仕事もな」
「そっちの方もな」
「そうするな」
 狐は商店街を共に歩く大阪の市民達に笑顔で応えた、そうして彼の馴染みの店の一つである老舗の和菓子屋に行ってだった。美味い和菓子をしこたま買って家に帰った。そのうえで家族で和菓子を楽しんだ、大勢の子供達と運転手を救ってほっとした後で。


三本尻尾の力   完


                   2017・12・23
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