暁 〜小説投稿サイト〜
真剣で納豆な松永兄妹
第十三章 若獅子タッグマッチトーナメント予選
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
若獅子タッグマッチトーナメント開催後章



――それぞれの想いが交錯する若獅子タッグマッチトーナメントが開催された。
本選出場チームは16枠。
予選では3回勝って通過出来る。
事前調査で、本選まで残ると思われるチームがある。
本選の予測は簡単だ。単純に強いチームだから残る。
義経達は確実に残ってくるだろうし、葵冬馬の言う通りならば、板垣三姉妹も残ってくるだろう。
他には、燕ちゃんや、風間ファミリーの一員も残りそうだと思う。
普通に実力があるから残るチームはこいつらだろうが、策を弄して残るのが無敵童貞軍チームだったり、俺達
智略チームである。
早々に板垣竜兵が予選落ちしてしまい、それを伏兵として対戦相手にぶつける。
一戦目は相手のチームの1人がリングに訪れず不戦勝。
また、会場で参加選手用に販売されている飲み物には即効性の下剤が入っているため運悪く二戦目の相手はそれに当たった為にまたしても不戦勝。
ちなみに、下剤を仕込んだのは無敵童貞軍チームだ。

「さー、川神タッグマッチトーナメント予選では、私川神TVアナウンサー、稲田堤《いなだ つつみ》が実況役で試合をお送りします。解説は武神・川神百代さんです」

リング四方にはマスタークラスである実力者。つまりは壁を超えた強さを持つ川神鉄心達が配置されている。
彼等は、観客に被害が及ばないように完璧に守ってくれると共に、試合を監視しているので試合中にずるをした場合は壁を超えた強さを持つ4人を敵に回すことになると言うことだ。
今の所、俺よりも燕ちゃんの方が圧倒的に目立っている。
その次に九鬼メイドのステイシーとう女の子が水着になった上に、銃火器を使用しており目立っていた。
俺も、燕ちゃんも実戦向きなので稽古より断然強い。
その強さを今の所俺は全く披露できていない。

――予選は順調に消化されていく。

「ついに出番だ!」
「緊張します」

葵冬馬は全然緊張していない感じである。
彼は一応、武装として、マシンガンと拳銃、それに手榴弾を持っているがはっきり言って飾りだ。
これも策の内であり、武装していることである程度彼に注意をしてもらう為である。

「さあ、不戦勝が続いた松永兄の方の試合が始まります。妹の松永燕は瞬殺。兄である松永久秀はどうなるでしょうか?」
「どうだろうな……、相手は3回戦まで残った実力者だ」

アナウンサーの問いに川神百代が答えた。
そして、

「注目の試合開始です!」



「あっ、という間に終わってしまいましたね。私も大和君と同じく何もしてませんね」
「いや、冬馬の銃火器を少し気にしていたから作戦としては効果があった」

燕ちゃんと同じく、相手を瞬殺。無敵童貞軍チームには悪いが10分もすれば復活する
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ