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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第5話
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今もリィン教官の”使い魔”の一人としてリィン教官の身体と同化して状況を見守っていますから、教官が必要と感じた時はメサイア様を召喚すると思います。」

「ええっ!?それじゃあ、メサイア王女はメヒーシャさん達みたいに”主”である教官と”契約”していて、今も教官と一緒にいるんだ……」

「(……そして”飛燕剣”の使い手であるという、兄上の話にあった人物の妹に当たる”女神”も教官の”太刀”と同化して常に共にいると兄上から聞いた事があるが………そう言えば教官は”太刀”を2本腰に刺していて、オリエンテーションの時は1本しか使っていなかったな……という事は使っていないもう1本の”太刀”に件の”女神”が……?)しかし……話を聞いていて気づいたがリィン教官の伴侶となる人物は、偶然とは思えないくらい高貴な方が多いな。」

アルティナの説明にユウナが驚いている中、クルトはある事を思い出して考え込んだ後気を取り直して自身の意見を口にした。



「た、確かに………エレボニアとクロスベルの皇女と結婚、もしくは婚約している上、将来”公爵家”になる事が決まっている教官の妹のエリゼさんやリィン教官と同じ貴族で、しかも当主のセレーネ教官とも婚約しているし……」

「そこに補足する形になりますが………エレボニア、レミフェリアのそれぞれの上流階級からリィン教官の縁談の話も相手方の方から提案されているとの事です。」

「ええっ!?ただでさえ、今でもリィン教官は結婚している上たくさんの婚約者がいるのに、まだ増えるかもしれないの………!?というか何で相手の家は教官は既に結婚している上、たくさんの婚約者がいるとわかっているのに、縁談を持ってくるのかしら……?」

クルトの推測に冷や汗をかいて同意していたユウナだったがアルティナから更なる話を聞くと再び驚き、そして困惑の表情を浮かべた。

「まあ、リィン教官はアルフィン皇女殿下を含めて、メンフィル、エレボニア、クロスベルの三帝国の皇族に連なる人物達と結婚、もしくは婚約している事で三帝国の皇族との縁戚関係になる事が確定しているからな。上流階級の者達からすれば、リィン教官と縁を結びたい相手だろう。しかも教官には多くの婚約者がいるから、その中に自分の娘も入れて貰える可能性もあると考えているのだろう。」

「そうですね。実際、教官は縁談を持ってくる相手方からはヴァイスハイト皇帝のように”好色家”として見られているようですし。……まあ、教官はその風聞を知った時頭を抱えて『何で、そんな風に見られてしまうんだ……誤解だ!』と叫んでいましたが。」

クルトの話に同意したアルティナは以前聞いた事があるリィンの心の叫びを口にし、それを聞いた二人は冷や汗をかいた。

「誤解もなにも、実際ヴァイスハイト皇帝陛下みたいにたくさんの女
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