第34話 愛国獅子団と平良英知の危険な野望 ターン32
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国獅子団は会員に動員をかけ帝都で連日の抗議活動を行っている。
下部組織には「世界日本化計画を糾弾する市民の会」の扇動家、桜藤誠がいる。
彼らによる差別や嫌がらせは大きな社会問題となっている。
更にはエロ伝道師として知られ、多くの愛人がいる
「愛国実現党」の細川隆も「愛国獅子団」と行動を共にして政界進出を狙っている様だ。
同じく『性書』を記したペロリストの生まれ変わりを称し、多くの男娼がいる
「宇宙平和純潔家庭同盟」の阿屁文子にまで声をかけてるんだから同床異夢も良い所だ。
極秘のはず日英米停戦交渉の一部が軍内部から情報が洩れ、
「愛国朝毎新聞」「賭博嘘売放送」「妄想正義通信」などのマスメディアが反発、
「腰の軍刀は竹光か」「勝てる戦争なぜやらぬ」「撃ちてし止まん」「世界征服は浪漫」などと
軍国美談を謳って対外強硬論を煽っている。
極秘交渉の内容の一部が漏れたことは米英でも当然ながら問題になった。
停戦に反対する米英の主戦派がハワイ、ベトナムに艦隊を派遣し力を示すべきだと騒いでいる。
実際に現地指揮官の判断で威力偵察が行われたが第二艦隊と第五艦隊が対処して撃退した。
小澤は迎撃中に交渉のことが頭をよぎり敵艦隊を討ち漏らす。
指揮下の潜水艦隊が撃沈、第五艦隊も中破の損害を受け修理工場に入渠した。
東郷毅もそうだが外交中のFriendly fire(後ろから味方に銃で撃たれること)は遠慮して欲しい。
英米では世界日本化計画について植民地経営と何が違うのかと突っ込まれ、
愛国獅子団の支持者たちが日本以外の星域に慰問・慰安旅行などの名目で押しかけていることが指摘された。
彼らは旅の恥は?き捨てとばかりにアジア・オセアニア星域で、
バブル期のおっさんのように少女売春ツアーなどを頻繁に行い実際に裁判沙汰にもなっている。
日本星域で禁止されている違法薬物を、
此処は植民地だと言って試したり遊んだり……酷い有様だ。
非犯罪化や医療大麻は理解できるが、愛国大麻はどうかと思うよ?
麻が日本の伝統文化に関係しているのは理解できるが、産業大麻と嗜好大麻は別で考える問題だろう。
「純潔主義は?」って思ったけど避妊すれば血は残らないからOKという考えらしい。
東郷毅長官も嫁さんがガメリカ人じゃなかったら愛国者扱いされたのだろう。
温厚な帝ちゃんが御前会議で多数決を取
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