第33話 日英欧州談話「踊るロンドン会議」幕開 ターン31
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ります。……胃薬が欲しい。
「従軍記者に対する12時間にもおよぶ快楽拷問、
薬物投与、筆舌に尽くしがたい凌辱行為の数々……、
あきらかな捕虜虐待ではないか!!」
最初は連合国のソビエトが戦時国際法を遵守していないことについてだった。
エイリス側も薄々は分かっていたのだろう。交渉は有利に進んでいた……はずだった。
「件の戦場カメラマンは、
東郷親子の遠出休暇中に接触し、覆面取材を行うが拒否されて逆恨みで記事を書いてます。
親子のホテル部屋に不法侵入し、娘を人質に取ったとホテルの警備員も法廷で証言しています。
そのような由緒でガメリカの地方タブロイドに掲載された記事を鵜?みにするのは如何かと?
内容につきましては、謀略などとは言いませんが、フェイクニュースの類だと考えてます」
こうなったのも全て破廉恥サイコパスの東郷毅海軍長官が悪い。
連絡があったときは思わず同じ被害者の秋山総参謀に怒りをぶつけてしまった。
日英米が停戦交渉やってる最中にナニをヤッてくれてるんだと……。
「拘束されてスパイ容疑で処罰されたと記事にはあるぞ!」
「拘束したスパイ容疑者は本来であれば内務省公安課で調査を行います。
軍令部や犯罪捜査局も協力することもありますが、今回の件はどの組織も関わっておりません」
「どういうことだ?」
「東郷毅の件は、日本帝国および海軍の捕虜やスパイ容疑者への対応ではなく、
あくまで私人としての行動だと認識しております」
「軍施設に軟禁されたと記事に書いてあるぞ!」
「そういう凝ったプレイルームが今のラブホテルにはあるみたいですね。
犯罪捜査局が調査し、領収書およびラブホテルの責任者から確認を取っております。
エイリス貴族の皆様は、ご存知ないですか?
最近ではハニーたちの間でも女スパイに拷問を行うプレイが流行ってるとか?
ああ。彼らは水鉄砲をかけてピューピュースケスケの刑に処すそうです」
「ピューピュースケスケの刑だと!? うらやましけしからん!!」
「ふむっ、三角木馬が置いてある部屋ならよく利用するな」
「さすがはオトマロ代表の母国だ。文化が進んでいる。
そのラブホテルには教室や電車や医務室とかもあるのかね?」
「ごほんっ、伏見卿、民間のホテルであれ、拘束しての強姦など性犯罪ではないのかね?」
あー。性犯罪だろうさ。僕だってぶち込めるなら東郷海軍長官を独房にぶち込みたい気分さ!!
「東郷毅は法廷で双方合意の上でのSMプレイだと証言しています」
「違法薬
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