暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
第3章 激闘!ディエンド編
第43話『紫晶石-amethyst stone-』
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目的を的確に伝えるとは、お父様の言葉通りの方でございますね。分かりました。」
紫晶石は左手を差し出し、雅はその手に口づけをする。
「一体何を?」
フェイトは気になる。
「見ていれば解る。」
雅に言われてフェイトが見ていると、雅の左手に銀色の薔薇の指輪が現れる。
「雅、それは?」
「これはローゼンメイデンとの契約の証だよ。さて、ローゼンさんは僕の事を知っていて、紫晶石を僕の元へ送ったのですか?」
雅は紫晶石に尋ねる。
「はい。お父様は主様が追っていらっしゃる方がこの世界に来たことをいち早く察知し、私をお作りになられて主様の所へ向かわせました。」
紫晶石は雅の質問に答える。
「ありがとう。それなら真紅さん達が危ない。すぐ向かおう。」
「ええ。そうですね。」
紫晶石は先程の鞄に入る。
「それじゃあ、いってくる。事が解決したらフェイトに連絡するから、みんなは自由に動いていて構わない。」
雅は紫晶石を連れて出て行く。

雅はこの世界の主人公、桜田ジュンの住む家に着く。
「行くか。」
雅はインターホンを押す。するとジュンの姉、のりが現れる。
「ええと、どちら様ですか?」
「弟さん、ジュンさんにお話しがありまして。」
「ええっ!?ジュンちゃんにお友達!?嬉しいわ。」
雅の言葉にのりは早とちりをし、
「いいわ、あがってちょうだい。」
雅を家に入れる。
「何だよ、騒がしいな。」
すると、リビングからジュンの声が聞こえる。
「ジュンちゃん、あなたのお友達が来ているの!」
「友達なんて、いるわけ無いだろ。」
「でも、ジュンちゃんにお話しがって。」
「だから、有り得ないって言っているだろ!」
姉弟の会話を見て雅は口を開ける。
「ジュンさん、ローゼンメイデンの件でお話があります。ローゼンメイデンのマスターとして、会っていただけませんか?」
「何!?ローゼンメイデン!?」
雅の言葉にジュンは驚く。
「申し訳ありません。勝手に会っても構いませんか?」
「真紅ちゃんのことを知っているならいいわよ。」
雅はのりに質問し、のりの答えを聞いた雅はリビングに向かい入る。
「誰だ!」
「これを見れば解るはずです。」
ジュンの言葉に雅は指輪を見せて返答すると、
「あなた、何者かしら?」
ジュンと契約しているローゼンメイデンの第5ドール、真紅が反応する。
「実は、とある事情からローゼンさんの伝言を預かったのですが。」
雅はそう言って鞄を開けて紫晶石が立ち上がる。
「真紅お姉様、お初にお目にかかります。私はローゼンメイデン第8ドール、紫晶石にてございます。」
「第8ドールですって!?それよりも、お父様の言葉って何かしら!?」
普段は冷静な真紅だが、雅と紫晶石の言葉に動揺する。
「実は、皆さんが狙われていまして
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