暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3章 激闘!ディエンド編
第42話『凪絶つ風』
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は爆発に呑み込まれる。
「ぐあぁっ!」
幾十という爆発によってディロードの変身は解除させられ、雅は爆発によって吹き飛ばされる。
「う………」
雅は気を失う。
「フリアグネ様、大丈夫ですか!」
マリアンヌはフリアグネの様子を確認する。
「ああ、大丈夫だよ私の可愛いマリアンヌ。炎髪灼眼、それに因果継承!今は一旦さらばだ。」
「待ちなさい!」
シャナはフリアグネを追いかけようとするが、フリアグネの姿は既に無く、シャナは自在式で破損した教室と生徒を直す。
「とりあえず、あんたのことは名前で呼ぶわ。悠二、こいつを家まで運ぶわ。手伝いなさい。」
「わかったよシャナ。」
シャナと悠二は協力して雅を運ぶ。

「ん…ここは…」
雅が目を覚ますと、フェイトがいた。
「よかった。無事で。」
「僕は“狩人”と戦っていたはず。どうして?」
「シャナさん達が運んでくれたの。」
雅が横を向くとシャナと悠二がいた。
「シャナさん、悠二さん、ありがとうございます。」
「別に、いいわ。昨日の礼と思いなさい。」
「解りました。それで、“狩人”に対抗する為にある特訓をしたのですが、シャナさんに手伝っていただけないでしょうか?」
雅はシャナに尋ねる。
「一体何の。」
「これを見て下さい。」
雅は巻物を一つ取り出す。そこには『凪風流武術全書』と書かれていた。
「この中にある凪風流の奥義を会得したいのです。シャナさん、協力していただけないでしょうか?」
「別に、それくらい構わないわ。それで、内容は何?」
「この中に記されている奥義、凪絶つ風は百の軍勢を払うと言われています。シャナさんには、カウントを頼みたいのです。」
「わかったわ。任せて。」
雅の頼みにシャナは納得し雅とシャナ、そして悠二の三人は外へ出る。
「それでは、始めます!封絶、展開!」
雅は封絶を張り、その存在の力の一部を使いフリアグネが使役したマネキン型燐子のダミーを百体生み出す。
「凪風流、奥義!」
雅は右腕を広げて心臓の直線上まで動かす。すると、空気は吸い寄せられるようにその一点に集まってゆき、雅の身体は真空状態によって発生する裂傷で皮膚が裂けてゆく。そして、
「凪絶つ風ぇっ!」
その集まった空気を横薙ぎの刃ですして燐子に放つ。風の刃によって燐子達は次々に崩れてゆくが、煙が晴れると数体の燐子が残っていた。
「83体!次!」
「奥義!凪絶つ風!」
雅は再び放つ。しかし、
「68!ふざけているの!?」
その数にシャナは起こる。
「凪絶つ風!」
「74!次!」
「凪絶つ風!」
「52!諦めたら?」
「いいや、まだだ!」
「95!もう少し!」
「どうだ!」
「76!何しているの!?」
何度も雅は失敗を繰り返す。そして、
「これで、どうだ!」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ