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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3章 激闘!ディエンド編
第42話『凪絶つ風』
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い…」
雅は教師に指されて教壇に上がり解を書く。
「素晴らしい。百点満点の回答ですね。皆さん、凪風君に拍手をして下さい。実はこの問題、高校卒業クラスの問題です。」
教師の言葉を聞き、シャナを除く全ての生徒が雅に拍手を送るが、雅は怯えるように席に戻った。
「あんた、中々やるわね。」
「せめて、苗字か名前で呼んでいただけませんか、平井さん?」
雅はシャナの言葉に返す。シャナは、この学校に入り込む為に、既にトーチであった少女、平井ゆかりの名前を借りている。
「さて、今日の授業はここまで。それでは皆さん─」
教師の言葉は封絶によってさえぎられる。
「やあ、異界のフレイムヘイズ、そして炎髪灼眼の子獅子ちゃん。」
そこには、白で身を固めた男性がいた。
「お前は!」
シャナは贄殿遮那を構える。
『奴は、“狩人”!あの燐子達を放ったのはお前だったのか!』
「いかにも。全ては私の可愛いマリアンヌの為だよ。」
「あいつがフレイムヘイズ殺しで有名な“狩人”!?」
『その通りだ。気を付けるのだ!』
シャナはアラストールの忠告を聞かずに突っ走る。
「見ていられない。僕達も行こう、エリュゲイル!」
【KAMEN RIDE-DELOAD-】
『分かっているわよ!』
雅もディロードに変身してフリアグネに向かうが、マネキン型の燐子がディロードの行く手を遮る。
「こいつら、数が多い!」
ディロードが手こずる中、シャナもフリアグネに苦戦していた。
「さっきから避けてばっかり!少しは真面目に戦いなさい!」
「だから君は子獅子なのだよ、炎髪灼眼のお嬢ちゃん。」
フリアグネは纏っている白い帯でシャナの攻撃を受け止める。そんな時、
「大丈夫か!」
ディロードがフリアグネに刃を向けて切り裂こうとするが、突然カードからマネキン型燐子が現れて盾となる。
「ありがとう。でも、勝手にこちらに来てはダメだと言っただろう。私の可愛いマリアンヌ。」
フリアグネが後退すると、古ぼけたぬいぐるみがいた。
「フリアグネ様、ここは私にもやらせて下さい!」
そのぬいぐるみ、燐子“可愛いマリアンヌ”はコイン型宝具“バブルルート”から金色の鎖を放ち贄殿遮那を封じ込めてしまう。
「くっ!この!」
シャナは必死に贄殿遮那を使えるように努力するが、いっこうに使用出来るようにならない。
「だったら、僕が大元を叩く!」
ディロードのクラウソラスによる一閃でマリアンヌが吹き飛ぶ。すると、
「マリアンヌ!ああ…私の可愛いマリアンヌが!お前だけは、許すものか!」
フリアグネはカードから大量のマネキン型燐子を呼び出してディロードに向かわせると、ハンドベルを取り出し、
「“ダンスパーティー”!」
その宝具“ダンスパーティー”によって燐子を連鎖させるように爆発させ、ディロード
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