71 連携(チームプレー)
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ブするも間に合わずに4組が1点を先制した。
その後も試合は互角と言っていいかもしれない運びだった。たとえ点を取られたり失敗したりしても誰も怒らない。励まし合った。そして誰も一人だけが目立とうとはしていない。自分の可能な範囲でボールを処理している。前田はこれがチームワークであり、それはただ怒ってダメなところを糾弾することではないと知らされた。13-12と4組のリードだったが、2組も譲らない。蟹井や萩原のアタックが来て、14-13と2組が逆転した。さらにしかし、次は野口のアタックが決まって同点。次は岩倉のアタックがボール・アウトになって4組に点が入り、4組がマッチポイントとなった。そして城ヶ崎がサーブする。そして羽島がそれをレシーブする。ボールはコート外の方へ向かい、飯田が落とさまいとそれを追いつきトスし、岩倉がスパイクした。小長谷と牧村のブロックを抜け、城ヶ崎がレシーブするも、後ろへ逸らしてしまい、2組もマッチポイントのジュースとなった。そして次は2組の羽島がサーブした。それを笹山がレシーブした所で、牧村が高々と上がったボールをスパイクした。トスを経ないので2組側は意表を突かれたのか、ボールはバックセンターとバックライトの間に落ち、羽島も飯田もレシーブできずに点を許した。4組が16-15の僅差で辛勝した。
前田もその接戦に思わず興奮した。
(す。すごい・・・!!)
こうして2セット目が始まった。
4組
FL:たまえ FC:小島 FR:リリィ
BL:沢井 BC:まる子 BL:みぎわ
2組
FL:森上 FC:加納 FR:佐屋島
BL:南江 BC:那珂井 BL:竹山
今度は4組のサーブとなった。まる子がサーブをする。それを那珂井がレシーブし、加納がトス、森上がスパイクしたが、それを小島とリリィがブロック、しかし、加納が必死でバックしてレシーブで4組の方へボールを返した。そしてまる子がトスで受け止め、たまえに繋げた。たまえがスパイクする。ボールは2組のコートに落ちた。
「ナイスアタック、穂波さん!」
みぎわがたまえを褒めた。前田はその様子を見て味方のプレーを褒めることでチームの士気を上げる事も必要だったと思い知らされた。
次はみぎわのサーブを佐屋島がレシーブしきれずに2点目、次は南江のスパイクで得点を許すも、その次はまる子、そしてリリィとアタックを決めて4-1、その次は4組のミスが相次いで1点差
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