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逆襲のアムロ
47話 世界が動くとき。
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討ち取ろうとしていた。

「(避け切れん・・・)」

ジェリドは死を覚悟した。そして目の前のクシャトリアをクローで貫き討ち取った。しかしジェリドは生きていた。後ろを振り向くとサーベルで貫かれたクシャトリアがいた。ラルのギラドーガがその後背に居て、クシャトリアを討ち取っていた。

「そうだな。遅れたが若造の命を拾えたわ」

ラルがそうぼやくとラルの隣に別のクシャトリアが現れた。ラルが横目に見たがすぐさま砲撃でそのクシャトリアは四散した。ガトーの砲撃だった。

「貴公もですよ、武人の極みたる貴方が」

ラルは鼻で笑った。

「フン、お前のサポートも織り込んでおるわガトーよ」

ガトーも笑い、ジェリドに話し掛けた。

「お互いこんな関係に成り行きでなったのだ。共同戦線でやる事が本道だろう」

ジェリドは頷き、自分の未熟さを恥じた。

「分かった。助力感謝します」

それから3名が部隊を率い、連携してクローン部隊を撃退していった。

その間もフロンタルはジオングより光を周囲に放ち続けていた。その都度数隻の艦船が航行不能に陥り
モビルスーツが謎の爆発で四散していった。

アムロはサイコフィールドを展開して防ぎつつ交戦していた。他のモビルスーツもサイコフィールドを展開しながら交戦をしていた。

アムロはジオングがこうも自分たちに対抗しているところを見て安堵した。攻撃されると撃破される可能性があるからだ。つまりフロンタルは倒せるということだ。

「オレたちで十分やれる」

シロッコはクスコ、カミーユはマリオンと戦っていた。周囲のサポートもあり、アムロ、シャア、ララァは3機で直接フロンタルのジオングへ攻撃を仕掛けることができた。

フロンタルのジオングは3人の攻撃に応戦する。その火力は3機を持ってして圧倒的に凌駕していた。
大小様々なメガ粒子砲とファンネル、ミサイルポットなどなど、直撃で終いになるような武器をジオングは有していた。

ビームを撃ち込むとI・フィールドでかき消され、近距離でバズーカを放つとサイコフィールドで防がれる。サーベルで斬り込むと巨大なマニュピレーターの大振りでモビルスーツごと薙ぎ払われる。

当たれば粉砕級のジオングの攻撃だが、3人共紙一重で躱し続けていた。そうしている間に友軍が次々と周囲のクローン部隊を撃破してはジオングに攻撃を仕掛けてきていた。

ジオングはI・フィールドとサイコフィールドの2重展開で四方八方より砲撃を受けていたが、いなしていた。しかしその攻撃の反動は直接フロンタルへと通じていた。

「ぬう・・・」

フロンタル自身には既に打撃というものは無縁な体と化していたが、コックピット内の振動は操縦桿を握る上で、足元のペダル操作の上で、困難を極めて
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