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逆襲のアムロ
47話 世界が動くとき。
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がそのことについて補足した。

「それを提案してきたのはプルツーという女の子だった」

ナナイが初めて聞く名前だった。

「彼女はジオンで強化された人間だ」

そうマハラジャが言うとナナイは悲しい顔をした。

「そうですか・・・」

その後2,3やり取りをして、戦線を維持し、アクシズの合流を待つことにライルとナナイは決断した。

フロンタルはジオングに積む各砲座を使いこなしては自身の部隊の100倍あろうかというアムロらの艦隊を凌駕していた。

「フフ・・・圧倒的だな、パンドラボックスの力は」

フロンタルが愉悦に浸っている間に行動を取る者達がいた。
フロンタルは即座に己を戒めた。

ジオングの背後にジ・OとΖが回り込んでいた。互いにビームサーベルを翳して振り下ろそうとしていた。

「隙だらけだぞ!」

シロッコがそう叫びジオングの巨体の右上腕部から袈裟で斬り落とす。それをクスコがサーベルで間から防いだ。

「マスターをやらせないよ!」

それを見ていたカミーユが方向を変えて横からサーベルを打ち込んだ。

「フロンタル!」

今度はマリオンがそれに反応してカミーユのサーベルの軌道をファンネルの砲火を浴びせた。

「私がお前の相手をしてあげるよ」

フロンタルは背後のプレッシャーに押されて、ジオングを前に動かした。その隙間をクスコとマリオンが守るように埋めた。

フロンタルは自分に毒ついた。

「これはとんだ権威主義に自分が陥っていたようだ」

そう言うと、今度は目の前に無数のファンネル群がフロンタルを狙っていた。
フロンタルはそれにファンネルで対抗していた。

それらのファンネルはアムロのフィン・ファンネルとシャアのファンネルだった。
周囲のクローン部隊のクシャトリアがフロンタルを守ろうとアムロとシャアに近寄るが、
それらをギラドーガ、ギラズール、ジェガンらが立ち憚り、彼らに応戦していた。

その陣頭に立つのが、ギラドーガのランバ・ラルとノイエ・ジールのアナベル・ガトー、ジェリドのバウンド・ドッグだった。

「フッ、世の中は不思議なものよのう」

ラルがそう呟くと、ガトーが頷く。

「全く持って然り。無駄に散らす事無く稀有な体験に巡り合えたことに幸運だと思う」

そうガトーが漏らすと、ジェリドが2人を挑発した。

「おい、おっさんら!踏ん張りどころだから後れを取るんじゃないぞ!」

ジェリドが先陣を切って、クローン部隊へ攻撃を仕掛けた。ライフルで牽制しながら接近戦に持ち込みクローで1機のクシャトリアを捉えた。

「もらったぜ!・・・何っ!」

勝機が最高の油断だった。討ち取り目前のクシャトリアと自身の後背に別のクシャトリアが自分を
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