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逆襲のアムロ
47話 世界が動くとき。
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世界が潰されてたまるか!」

シャアとララァはその動きをみて感嘆しながらも自身らアムロを救援すべく近寄ろうとしたが、
ジオングの無数のファンネルが往く手を遮っていた。

「お前の力は認めよう、だが」

アムロの力も空しく、また握り潰される作用が勝り始めていた。

「世界の怨念は、お前の<理>よりも上のようだ」

ララァはジオングに流れ込んでくる力を戦いながらも見ていた。ゼウスと呼ばれる球体の要塞から何かがジオングに作用していた。

「シャア、あれが!」

ララァが叫ぶ。シャアもララァが言う、ジオングの力が増幅される根源に気が付いた。

「ああ、だがこの距離であのデカブツを私らでどうにもできん」

そして格闘の末、シャアとララァはアムロへの救援ルートを何とかこじ開けた。

「あの手を2人で斬り裂くぞ」

「はい!」

近寄ろうとする2人をモニターでフロンタルは捕捉していた。

「ふむ」

フロンタルはジオングを自動制御に切り替えて、中央ハッチを開いて、シナンジュで外に飛び出した。
その動きに2人とも虚をつかれた。

「なっ!」

「えっ!」

シャアとララァは真っすぐアムロのガンダムへ近寄っていた為、シナンジュの動き、攻撃に意識がなかった。結果、サザビーのサーベルを持つ右腕とユニコーンのサーベルと持つ左手が一瞬でフロンタルのサーベル捌きで切断された。

その攻撃にシャアとララァは飛びのいた。フロンタルは静かに笑っていた。

「これで想定のことは全て片付いた。元々、こうしておけば確実にアムロを殺れたのだが・・・」

フロンタルはサーベルがアムロのガンダムに向けた。

「こう、お前たちが飛んでくる可能性もあったからな。より、確実にだ」

そうフロンタルが話すと、事態が再び急転した。周囲の妙な雰囲気が一瞬で解けて、通常の宇宙空間に戻っていた。

4人共驚愕していた。その中でフロンタルがいち早く事態を察していた。というよりもフロンタルにしか分からなかった。

フロンタルはゼウスを一目見て言った。

「・・・マイ・ロード・・・サイアム・ビストが逝ったか」

フロンタルはここに来て苦い顔をした。そして今まで留まっていたゼウスが何故か発進した。

「ゼウスが動く?誰が。いや、どこに?」

フロンタルは方角を見た。地球に向かっているようだった。

「何故、地球に?あんなものが大気圏で燃え尽きない」

そう心配している暇はフロンタルには与えられなかった。通常の空間に戻ってしまったため、世界を混乱させる宇宙潮流はあるものの、世界が再び動き始めた。

その結果、多くの艦船、モビルスーツが動き出し、フロンタルらへ攻撃を仕掛けてきた。
それでもサイコシャード
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