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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
第3章 激闘!ディエンド編
第41話『因果継承の繰り手』
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い加減名前で呼んでよ!」
雅の言葉でシャナと悠二(こちらは半ば強引に)は古手神社宝物庫に向かった。
「みんな、客人が二人いるからお茶を出して。」
雅に連れられてシャナと悠二も入ってくる。
「まずはあんたは何者?」
『確かに、それは私も気になっていたわ。』
シャナの質問にエリュゲイルも便乗する。
「僕は凪風雅。この世界とは異なる次元、所謂異世界からやって来ました。」
「異世界なんて、本当にあるの?」
「悠二さんは、自分の状況を見てそれを言いますか?」
悠二の質問に雅は軽く答える。
「それで、何でこの世界に来たの?」
「理由は一つ。先程の男、海東大樹を追って来ました。」
「それで、あの男はそこのミステスの宝具を狙っていたみたいだけど、何が目的なの?」
「あの男はただ世界の根幹を担う宝物を集める厄介者で、彼を止めないと、最悪の場合大災厄クラスの被害を出しかねません。」
「こいつの宝具ってそれほどの物なの?」
「はい。“
万条
(
ばんじょう
)
の
仕手
(
して
)
”の旧友達が作られた代物と言えばどの程度か分かりますね?」
「ヴィルヘルミナの旧友が?なるほどね。」
雅がシャナに説明していると、
「アプリコットティーでよかったでしょうか?」
フェイトが二人分の紅茶を用意してやってきた。
「雅、さっきから出てくるミステスって何?」
「みんなにはこの世界の事を完璧に教えていなかったね。ミステスというのは、トーチが出来上がる際に紅世から不確定な確率で宝具が宿る場合がある。大体はトーチの最後の願いに合わせた宝具だけど。要するに宝具を宿したトーチと覚えておけば大丈夫。」
「そうなんだ。」
フェイトはシャナと悠二にお茶を出して立ち去る。
「それで、あんたはそこの“王”とどうして契約したの?あんたは別に戦えるのに。」
「力があっても、封絶を相手には手も足も出ません。そのときにエリュゲイルが来て契約しました。」
『何!?“風鈴”だと!』
「アラストール、どうしたの?」
雅の言葉を聞きシャナと契約している紅世の王“天壌の業火”アラストールは反応し、シャナは尋ねる。
『“風鈴”と言えば我々の中で知らない者はいないほどの気分屋だ。かつては大戦の幹部をしていたかと思えばつまらないという理由で我々に着くほどだ。して“風鈴”よ。何故その男を選んだ?』
『相変わらずお堅いわねぇ、“天壌の業火”。そんなの面白そうだからに決まっているでしょう。だって異世界のフレイムヘイズって希少だと思わない?』
『だが、我々の役目は世界の調和。それを自ら破壊しようとは。』
『いいじゃない。それよりも、“炎髪灼眼の討ち手”ちゃん、実はこの町にいる“王”ってさっきの燐子の数でわかると思うけど凄くやばい奴なの。だから、少しでいいから協力しない?』
「…構わないわ。強
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