暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
第3章 激闘!ディエンド編
第41話『因果継承の繰り手』
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と契約を結び、紅世の住民を狩る戦士、フレイムヘイズとなること。」
「王と、契約?」
「ああ。人間の数が減れば世界のバランスが崩れ、やがて紅世にも影響を及ぼす。王の中にはそう考える者も多い。そういった王達は世界の事など眼中にない王を消したく思っている。しかし、自身にはその力がない為、人間の力で干渉するシステムを開発した。それが人間との契約だ。契約している間は行動の自由は失われるが、存在の炎は消費されず、パートナーとなる人間と生活を共にする。」
「中には、世界のバランスを考える人もいるんだ…」
「いや、王達は基本的に自分の生活環境が破壊されると困るからであって、人間のことなど眼中にないのは、フレイムヘイズと契約する王達も変わらない。」
「そうなんだ…」
「とりあえず、悠二さんには一人手練れのフレイムヘイズがいてくれている。ひとまず、外の様子を見てくる。」
雅は外へ出る。

雅が外へ出ると、外は紅世の者達が扱える妖術、自在式(じざいしき)の結界である封絶(ふうぜつ)によって世界は止まり、赤く染まっていた。
「既に、誰かの食事中だったか。」
雅は封絶によって動けない。そして徒達が放つ使い魔、燐子(りんね)が雅を発見し近づく。
「これは、万事休すか。」
雅は諦めかける。その時、
『ねえ、助かりたい?』
何処からか女性の声が聞こえる。
「あなたは?」
『私?私は紅世の王、“風鈴”エリュゲイル。ちょうど今フリーでね、パートナーを探していたの。それで、あなたがピンチみたいだから助けてあげようって思ったわけ。どう、乗る?』
「選択肢があると思いますか?」
『分かっているみたいね。』
「命を狙われている状況で契約しない方を知りたいくらいです。」
『オッケー。それじゃあ、あなたは今日からフレイムヘイズ“因果継承の繰り手”よ。』
“風鈴”エリュゲイルはその存在を現界させる為に剣型の神器、クラウソラスを現界させ、雅は手にとり、透明の炎が宿る。
『さあ、くるわよ、雅!』
「ああ!」
燐子達は雅に向かって進んでくる。雅はクラウソラスを横薙ぎに払い、燐子達を倒してゆくが、それでも呆れるほどの量がいた。
「これだとこの方がいいな。」
【KAMEN RIDE-DELOAD-】
雅はディロードに変身する。
【FINAL KAMEN RIDE-DELOAD SIDE DARK-】
ディロードはダークケータッチを使い、コンプリートフォームサイドダークに変身する。
「軍勢相手なら、これだ。」
【KIVA DARK KAMEN RIDE-DARK-】
ディロードはダークキバを召喚。波状結界で燐子達を全滅させるが、封絶が解除されない為、ディロードはマシンディローダーで市街地を回る。
「どこに残りがいるんだ…」
ディロードが探していると、
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