第10話 改訂版(2018/11/07)
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を作り終えた後も私の鍛冶仕事は続きます。4日掛けて量産型宝貝や魔導具の製作に精を出しました。量産型宝貝は莫邪の宝剣、量産型魔導具は式紙ですね。
一応、鑚心釘も量産型宝貝で式髪と偽火も量産型魔導具なんですが、今回の戦で鑚心釘と式髪は役に立たなさそうですし、偽火も鬼王の妖炎の方が威力は高いので量産しませんでした。
というか、量産型といっても鑚心釘、式紙、式髪は世間でいう所の稀少級武具、莫邪の宝剣に至っては特質級武具に相当する代物なので、制作期間がたったの4日では大して量産できません。
実際、量産した莫邪の宝剣と式紙も6個ずつしか製作できませんでした。……もしかしたら、式紙12個作った方が良かったかもしれません。
近接武器としては莫邪の宝剣の方が性能は上なんですが、式紙は使い方次第で遠近中距離だけでなく、拘束などの補助にも使えますから。
……まぁ、今更どうこう言ってもどうしようもないことですし、この教訓は次の機会があればその時にでも活かしましょう。
取り敢えず、この1週間で私が製作できた武具は伝説級1、特質級6、稀少級6の計13ということです。
ちなみにカイジンさん達は黒兵衛以外にも冬官に属している妖鬼がいたこともあって、本当の意味で稀少級武具を大量生産していました。
魔鋼製小太刀12口、魔鋼製大太刀12口、魔鋼製大刀12本、魔鋼製長剣15本、魔鋼製槍12条、戦斧12挺の計75の稀少級武具を製作していたんです。
当然のことながら、魔鋼製武具を製作する過程で失敗作も多数出来上がります。その数は小太刀18口、大太刀23口、大刀18本、長剣12本、槍17条、戦斧16挺の計104だったそうです。
この104の武具、魔鋼の伝達が上手くいっていない為失敗作とされていますが、魔鋼製であることには違いが無いので通常の鋼を使った武具より性能は上だったりします。
今回の戦、大鬼族の里に住んでいた鬼一族で戦闘を得意とする者が100名、元人鬼族で現大鬼族である者から100名。嵐牙狼族が100体の総勢300の軍勢で挑むことになりました。
本来、鬼一族で戦闘を得意とする者は男女問わず合わせて200名はいて、現大鬼族も戦闘を得意とする者が400名はいたんですが、武具の数の関係で鬼一族と大鬼族を100名ずつしか連れて行けなくなったんです。
念の為言っておきますと、100名の大鬼族は|嵐
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