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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0255話『陽炎型の緊急会議』
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ら夕雲と巻雲、風雲の三人に練度抜かれちゃったし……」
「そういえば先日に夕雲がもう練度70になっていたわね……」

時津風の不満を天津風が見事に煽っていた。嫌な風吹いてるぅーッ!

「まぁそうだな……。だが、後になればなるほどかなりの強化の期待が持てるのだからいいのではないか?」
「そうですね。磯風さんの言う通りだと思います。嵐も現状は不満はあんまりないでしょう?」
「お? まぁ萩ぃの言う通り俺はそんなに焦ってもないかな……? まだまだ伸びしろはあるんだしな」
「谷風さんもそんなにかなー? 改二がなんぼのもんだって奴かな? まぁ実装されるならありがたく賜わるけどね」

磯風、萩風、嵐、谷風はまだまだ余裕を持っている方なのだろう。

「舞風は何とも言えないかなー? 戦場で踊れる機会もあれば楽しいけどそんなに積極的じゃないしー」
「野分も舞風とは理由は違いますがどちらともつかないですかね?」
「舞風と野分は中立派か……残りは浦風と浜風と雪風だけどなにか意見ある……?」

陽炎にそう言って発言を終わらす二人。
それで残りの三人にも意見を聞くことにしたのであった。

「そうじゃねー……うちは提督さんが頼ってくれるんなら思う存分協力はするつもりじゃけん」
「私も同意見です。改二がなくともこの浜風、最後まで戦い抜く覚悟はありますから」
「二人とも考えが固いわねー。まぁいいけどね。で、黙りこくっている雪風はどうなの?」
「雪風は……そうですね。できればあんまり改二にはなりたくないですかね」

雪風の意外な意見に陽炎も興味が引かれたのか理由を尋ねることにした。

「またどうして?」
「もし……もし改二になったら雪風は雪風ではなくなってしまうかもしれないですから……」
「「「あー……それはありえるかも」」」

全員の意見が重なった瞬間だった。
もし生前の艦の最後まで引継ぎがあるのであったら響、ろーちゃん、ごーちゃんと言った名前自体が変化する艦娘のように雪風も中国の船に名前が変わってしまうからだ。

「かの国での活躍も雪風は誇りに思っています。ですが日本艦のままでいたいです……」

そこにはかつてない決意をしている雪風の姿があり、さすがの陽炎もそろそろ議題に熱が入らなくなってきたのか、

「そうねー……少し頭を冷やしたけど、素直に歓迎してやろっか。来年になればもしかしたら陽炎型ラッシュが来るかもしれないしね」
「来ればいいですね」
「不知火! そこで不吉な事を言わないの! 本当に来なかったら嫌じゃない!!」
「きゃー……」
「あ、待ちなさい!」

不知火は無表情で悲鳴を上げながら部屋を飛び出していった。
そんな不知火を陽炎は別の意味で血が昇ったのか追いかけて行ってしまった。
それで会議室は
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