外伝〜改変された最後の運命の始まり〜
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”アストライア女学院”に通っていたのね。」
ミント髪の女子―――――ミュゼの自己紹介を聞いたアルフィンが不思議そうな表情でミュゼを見つめている中蒼髪の女子生徒は目を丸くしてミュゼに声をかけ
「?どうしたの、アルフィン。」
「いえ…………(彼女については後で説明しますわ。)………ええ、勿論貴女の事も憶えているわ、”ミュゼ”。改めてよろしくね。」
エリゼに声をかけられて我に返ったアルフィンは小声でエリゼにある事を伝えた後静かな表情でミュゼを見つめた。
「あ、あの、皇女殿下が宿舎の管理人という事はもしかして、今後の食事は皇女殿下自らが作ってくださるのですか……!?」
「ええ、これでもリィンさんの”妻”としての経験もありますから、当然料理も嗜んでいますわ。ただ、皆さんのお口にあうかどうかわかりませんが………」
「そ、そんな……!皇女殿下自らの手で御作りになった料理を口にできるなんて、夢のような出来事ですよ……!」
「………ハッ。」
「ふふっ………初めまして。アリア先輩よりアリア先輩愛しの従兄であられるリィン教官のお話と共にアリア先輩にとって姉君同然の存在であられる貴女の事も伺っております、エリゼ・シュバルツァーさ―――いえ、エリゼ卿♪アリア先輩噂の兄妹であられるお二人と同じ日に出会えるなんて、これも女神のお導きかもしれませんわね♪」
「!そう………”あの娘”も”アストライア女学院”に通っていたのですか。(兄様の件で自分達から私達との縁を切っておきながら、そんな事を口にしていたなんて、まさかあの”縁談”は実家だけでなく、あの娘の”意志”も含まれていてあの娘はまず外堀を埋めて”実家が貴族として存続する為に組まれた兄様との縁談”を成功させる為にそのような噂を広めているのかしら?)」
そして生徒達がアルフィンに声をかけたりそれぞれ騒いでいる中金茶髪の男子は鼻を鳴らしてその場から離れ、ミュゼはエリゼに近づいて上品な仕草で会釈をした後意味ありげな笑みを浮かべ、ミュゼの話を聞いたエリゼは一瞬表情を硬くした後すぐに静かな表情でなって答え、心の中である人物の行動の真意について考え込んでいた。
その後ベルフェゴールとリザイラが現れて更に生徒達を驚かせたり、混乱させたりし……そこにタイミング悪く仕事を終えてセレーネ達と一緒に宿舎に戻って来たリィンは生徒達に質問攻めにされたり、一部の男子生徒達に嫉妬の目で睨まれたりと就任早々散々な目に遭った。
〜同時刻・”緋の帝都”ヘイムダル・バルヘイム宮・宰相専用執務室〜
「―――なるほど。本校に続いて第Uもか。」
一方その頃エレボニア帝国の宰相――――”鉄血宰相”ギリアス・オズボーンは”鉄血の子供達”か
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