外伝〜改変された最後の運命の始まり〜
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句、僕達の代わりに荷物を部屋に運ばせてしまったというとんでもない不敬を犯してしまったんじゃ………!?」
ユウナの質問にアルティナが肯定するとクルトは納得した様子で呟いたがすぐにある事に気づくと表情を青褪めさせて声を上げ
「あら?ふふっ、お久しぶりですわね、クルトさん。」
「………お久しぶりです。皇女殿下も変わらずご健勝そうで何よりです。1年半前メンフィル帝国との和解条約によってエレボニア帝国から去っても、更に麗しくなられましたね。」
するとその時クルトの声に気づいたアルフィンはクルトに近づいて声をかけ、声をかけられたクルトは恭しく会釈をして答えた。
「ふふっ、ありがとうございます。それにしてもクルトさんが第U分校に入学していらしていたなんて………分校に来た理由はやはり、ご実家の件も関係しているのでしょうね。」
「………………」
(…………?)
複雑そうな表情で呟いたアルフィンの言葉に対して何も返さず複雑そうな表情で黙り込んでいるクルトの様子に気づいたユウナは不思議そうな表情で首を傾げ
「……アルフィン。」
「あっと……―――失礼しました。………リィンさんに降嫁した事でエレボニア皇族の地位を放棄してメンフィル帝国の貴族であるシュバルツァー家の一員となったわたくしに今の帝国政府やアルノール皇家の決定に意見をする”権利”はございませんが………それでもアルノール皇家を代表して、謝罪させて下さい。ヴァンダール家の方々にまでかつてのシュバルツァー家にした仕打ちのように今まで受けた恩を仇で返してしまい、本当に申し訳ございませんでした。」
複雑そうな表情をしたエリゼに声をかけられたアルフィンはクルトに謝罪し
「そんな……どうか、頭をお上げ下さい!父上達も既に納得している話ですし、ましてや滅亡の危機に陥っていたエレボニアを救うためにエレボニアの命運を握っていたメンフィル帝国の要求に従い、シュバルツァー家に自ら降嫁なされた皇女殿下が僕達に謝罪する必要はございません!むしろ、肝心な時に皇女殿下をお守りする事ができず、”七日戦役”終結後もお傍でお守りする事ができず皇女殿下にお辛い立場を取らせ続けさせてしまった僕達が皇女殿下に謝罪するべき立場です!」
アルフィンに謝罪されたクルトは慌ててアルフィンに自分に謝罪する必要はない事を伝えた。
「……寛大なお心遣い、ありがとうございます。―――――皆さんもわたくしの事はどうか、皇女ではなく宿舎の管理人として接してくださいね。今のわたくしはエレボニア皇女ではなく、皆さんが通っている分校の教官を務めているリィンさんの新妻ですので♪」
「…………………」
「リィン教官と結婚してから既に1年半も経過しているのですから、ご自分の事を”新妻”と言うの
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