クリスマス準備編〜その二〜
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りした箱に入ってるなこれ。
「お、千尋くん、気になる娘が居るの?」
すると、奥の方からやって来た明石さんがそんな感じで声をかけてきた。
「…………どーゆーことです?」
何となく察しはしたが、流石にそれを表に出す訳にもいかないので聞き返してみる。すると、予想通りの答えが帰ってきた。
「ケッコン(カッコカリ)指輪だね。」
やっぱり。
「いえ、居ませんね。」
俺はそっと指輪をもとの位置に戻す。
「ちっ。」
誰だ今の舌打ち。
「プレゼント交換用のプレゼントねぇ。そう言えばさ、お前生首持ってたろ?」
木曾が俺にとんでもないことを聴いてきた。
「貰ったプレゼントボックスの中にあんなのが入ってたら泣くと思うんだ。」
却下だ。流石にゴーゴンさんはダメだ。
「ふむ、では、これなんてどうかしら。」
すると、明石さんは棚の中から何かを取り出して見せてきた。
ゴム風船だった。
「風邪引くわっ!」
いやまぁ艦娘が風邪引くとは思わないけどさ。なんでこうまともなプレゼントを選ぼうとしないのかなこの人たちは。
「あー、もうっ!俺はこのテディベアにするから!」
「あいよ、三百ポイント。」
結局、間宮さんから貰った分をすべて使うことになった。まぁ、このラインナップをみる限り、使う機会は無さそうだし、大丈夫か。
「んー、じゃあ、オレはこのドリンク剤を。」
「是非とも止めてくれ。」
なぜこんなものを置いてるのか。理解できなかった。
―三十分前―
「あの、すいません!これほしいっぽい!」
「……………………。」
夕立ちゃんの手には、『男の底力 魅惑のフェロモン』と言うアレなドリンク剤があった。
「…………何に使うの?」
「拓海くんと一晩中(自主規制)するために!」
「………………毎度ありー。」
―十五分前―
「…………ごめん、明石。これ頂戴。」
「…………………………。」
大淀の手には、ゴム風船があった。
「…………何に使うの?」
「ちょっと…………大輝と(自主規制)するために…………ね。」
「………………まいどー。」
置いてる理由?そんなの、売れるからよ。
By明石
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