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DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第十話:タイミングを見誤るな。怒られるゾ!
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ては、胸が大きすぎて大変なのかもしれないでがすがね。
アッシは兄貴と同じで、大きい胸のご婦人にそれ程興味はないでげす。

「さて……リーザスの塔に付いたは良いが、何でトロデさんまで居んの?」
「馬鹿者! お前等が凄い勢いで村から出て行ったから、置いて行かれないようにと付いてきたのではないか!」
これまでの遣り取りから、置いて行かれる恐怖心が植え付けられてたでがすな。(笑)

「そっか……ゴメンね。ちょっと急ぎだったからさぁ……説明出来なかった」
そう言うと微塵も悪びれず、これまでの敬意をオッサンに説明するウルフの旦那。
勿論、簡潔に説明してるでがすが、その間に息を整えるアッシ等。

「なるほど……そういう事情があったのか。それなら致し方なかろう」
「なぁウルフさん……何で魔物と仲良く話してんだ!?」
ラングストンの旦那の強烈なスピードに放心状態だった少年が、オッサンと会話してるウルフの旦那を見て我に返り、当然の質問をしてきたでげす。

「おいおい、また見た目重視問題再発か? ちょっと見てれば分かると思うが、見た目と裏腹に悪い奴じゃないんだぞ、この化け物オッサンは」
「ば、化け物オッサンとは何じゃ!!」
そのままでげす。

「うっ……ま、まぁウルフさんが大丈夫って言うのなら、俺は信用するけど……」
まだラングストンの旦那に肩車されてる少年は、オッサンの怒り顔に怯みきって身を縮めてるでがすが、何時の間にか大いなる信頼関係を構築したウルフの旦那が平常心で居る為、それにあやかって大丈夫なフリを続けてるでげす。

「さて……時間を無駄に出来ないし、塔への入り方を教えてくれ」
「あ……う、うん」
ラングストンの旦那から降ろされた少年は、オッサンを警戒しながらも塔の入り口に近付いて扉に手を掛ける……そして、

「絶対に誰にも言わないでくれよ」
と念を押して、
「よっ!」(がらがらがら)
と掛け声と共に塔入り口の扉を上へと引き上げた!

「うわぁ……誰が作ったの、この塔? 性格の悪さが滲み出てんじゃん! 普通の扉の様に見せておいて、実はシャッターの様に上へ引き開けるなんて……何処ぞの国の金庫室みたいな作りじゃん(笑) あ〜性格悪!」
ウルフ殿は知ってる国の金庫室を引き合いに出し、性格の悪さを強調するでがす。

「何処の国か大体想像付きますが、性格の悪さでしたらウルフ閣下も負けておりませんよ。自信持ってください」
何処の国の事なのか分かるラングストンの旦那は、励ますかの様にウルフの旦那の性格を批難する……アンタも同類でがすよ。

「さぁそんな事よりも、ゼシカちゃんを助けに行きましょうよ」
放っておくと嫌味の応酬合戦になりそうな二人を見て、リュリュ姐さんが塔へ急ぐ様に仕向ける。良いタイミングだと思うでげ
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