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エロゲー世界に神様転生って勝ち組じゃないのか?
第25話 ニイタカヤマノボレ八八九四六四 ターン27,28
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だけやし」

ま、東郷長官のように何週間も順番待ちじゃないってだけマシでしょうか?(幕間を望んでる読者もいますよ?)

「最近なんだか上官の扱い酷くなってない?」

「はい。揶揄うの楽しいです」

「……酷い」(´・ω・`)しょぼん

「(最近の総長は夜の性生活に満足されてるのか、キレることもないし、カワイイ……かも)」

「潜水艦隊のデーニッツです。入ります」

「ふぁい」

「……伏見? 話があると聞いてやってきたんだが?」

「ごめん。先に確認だけどレーティア総統からの通信は?」

「総統からの連絡は……まだ、ないです」

「……そうか。近々、デーニッツ提督にも連絡があると思う」

「伏見に、先に総統から連絡があったんですかっ!? なんでっ!! ……ヤハリカアクマコロスゾ」

「落ち着いてくれ、デーニッツ提督。何か怨念(心の声)まで漏れてるし。
 軍令部にもレーティア総統からの連絡はない。届いたのはロンメル先輩からだ」

「ロンメル元帥から?
 しかしロンメル元帥は大ローマでエイリス軍を相手に……」

「大ローマ星域はエイリス軍に占領された。
 ロンメル先輩の“狐”艦隊は全滅したそうだ。
 退艦する者もおらず全員が最後まで戦ったと……」

原作ゲームではロンメル先輩は、
ドクツ滅亡ルートでも生きてた記憶があったんだけど……情報が不確かだ。

「そんな……マインシュタイン元帥に続いて……」

「スエズで通商破壊に任務についていた小型Uボート艦が亡命してきた。
 ロンメル先輩からの遺言を預かってね」

「ロンメル元帥は何と?」

――親愛なる異国の後輩へ

療養から復帰した総統閣下から最後の電文を頂いた

『今まで倒れててごめん。随分と迷惑をかけた――
 ――艦隊ごと降伏してくれていい――本当にすまなかった――ベルリンで待ってる』

君主とは思えぬ謙虚さ。ますます惚れる文面だ。伏見だってそう思うだろ?

しかし俺もマインシュタイン元帥と同じで降伏という選択肢を選ぶことができない。
最後まで祖国ドクツを、総統を守護(まも)るために、あがくつもりだ。

だから俺とは違った選択肢を選ぶことができるだろう後輩に、
先輩として最初で最後のお願いする。

このままでは第三帝国は滅びるだろう……
総統閣下は捕虜になれば、戦争責任者として裁かれ生贄として殺されるだろう。
だから同盟国の日本に亡命できるよう取り計らって欲しい。

報酬は俺の部屋にあるドクツのワインコレクションだ。オマエの好きだった甘い白もある。
アプフェルザフトも無くなって困ってるんだろ? ついでにドクツまで取りに来い――

「……ロンメル提督……総統っ……うっ
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