第4話
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その後探索を続けたリィン達はようやく終点に到着した。
〜アインヘル小要塞・終点〜
「あ………」
リィン達と共に終点に到着したクルトは階段の先にある外の光が見える出入り口に気づき
「はあはあ……そ、外の光……?」
「地上階――――指定にあったテスト区画の終点なのでは?」
クルトに続くようにユウナとアルティナも出入り口に視線を向けた。
「ああ……そうみたいだな。」
「問題はこのまま、終点に迎えるかどうかですね。」
アルティナの問いかけにリィンは頷き、セレーネは苦笑していた。
「ああもう、ホントエレボニア人って……!学校にこんな訓練施設を作るなんてあり得なさすぎでしょう!?」
「ふう、エレボニア人で一括りにしないで欲しいんだが……――――G・シュミット。本当にあの高名な博士本人なんですよね?」
ユウナの文句に呆れた表情で溜息を吐いたクルトはある事を思い出してリィンに訊ね
「ああ………俺も話には聞いていたが。ただどうして第U分校の顧問として来ているかは知らないが――――」
そしてクルトの質問にリィンが答えかけたその時、何かの気配をリィンは感じ取った。
「これは――――」
「センサーに警告。霊子反応を検出しました。」
「”やっぱり”、このまま終点には迎えませんか……」
「へ……」
「霊子反応……?」
リィンは真剣な表情で正面を見つめ、アルティナは報告し、セレーネは疲れた表情で溜息を吐き、ユウナとクルトはそれぞれ不思議そうな表情をした。
「み、皆さん、逃げてくださいっ!」
するとその時少女の警告が聞こえ、警告が聞こえると同時にリィン達の目の前に大型の甲冑の人形が現れた!
「…………!?」
「こ、これって………”機甲兵”!?」
巨大な甲冑の人形の登場にクルトとユウナは驚き
「いえ、これは――――」
「確かユミルの山道にも現れ、”煌魔城”でも徘徊していた……!」
「”魔煌兵”―――暗黒時代の魔導ゴーレムだ!シュミット博士!まさか、これも貴方が!?」
一方甲冑の人形に見覚えがあるアルティナはユウナの推測を否定し、セレーネは目を見開き、リィンは信じられない表情で声を上げた後自分達の様子を見守っているシュミット博士に問いかけた。
「―――内戦時に出現していた旧時代マシナリィを捕獲した。機甲兵よりも出力は劣るが自律行動できるのは悪くない。それの撃破をもって、今回のテストを終了とする。」
「くっ、本気か……!?」
「ちょっとマッド博士!いい加減にしなさいよね!?」
シュミット博士の説明を聞いたクルトは唇を噛みしめ、ユウナは文句を言った。
「(このメンバー
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