第4話
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!?」
するとその時レンが眼鏡を外して二人に近づき、近づいてきたレンに気づいたティータは驚き、アガットは信じられない表情でレンに訊ねた。
「”何でここにいやがる”とはご挨拶ね〜。レンは第U分校の”教官”―――”先生”の一人なんだから、この分校のどこにいても当然でしょう?」
「フン…………おい、一つ聞きたい事がある。何でテメェ―――いや、メンフィルやクロスベルの連中はあのスチャラカ皇子の頼みに応じてこの学校の教師として派遣されてきた?幾ら知り合いの頼みだからと言って、皇族の連中どころか1年半前の戦争で生まれた”英雄”まで引っ張り出して1年半前の戦争や内戦の件でそれぞれ国家間の関係が微妙な状態になっているエレボニアにわざわざ入り込むなんて、どう考えてもありえねぇだろう。まさかとは思うが、1年半前テメェの国の”灰色の騎士”の活躍で中途半端になったエレボニアとの因縁の”ケリ”をつける為か……?」
からかいの表情で答えたレンの様子にアガットは鼻を鳴らした後目を細めてレンに問いかけ
「へえ?」
「ア、アガットさん……レンちゃん………」
アガットの問いかけにレンが興味ありげな表情をしている中ティータは心配そうな表情で二人を見比べていた。
「………うふふ、”A級”への昇格祝いに良い事を教えてあげる。1年半前の件で大きく衰退したエレボニアが”衰退した原因”に対する復讐とかを考えていなかったら、レン達は”何もするつもりはない”わよ。――――最も逆に言えば、”何かするつもりなら”、レン達も”相応の対応をする”という意味にもなるけどねぇ?―――――”主計科”のみんなも既にオリエンテーションが終わっているから、ティータも早く戻って合流してね。」
「………チッ………”やっぱり”か。」
「レンちゃん…………」
そしてレンは意味ありげな笑みを浮かべて答えた後その場から去り、その様子を見守っていたアガットは舌打ちをした後厳しい表情をし、ティータは複雑そうな表情でレンの後ろ姿を見守っていた―――――
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