第4話
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の英雄というのは正直止めて貰いたいんだが。わかった、君の意志を尊重する。”Z組”へようこそ―――ユウナ。」
「――――はい!」
「クルト・ヴァンダール・自分も”Z組”に参加します。ただし―――積極的な理由はありません。」
そしてリィンの言葉にユウナが力強く頷くとクルトも続くように”Z組”への参加の申し出を口にした。
「え……」
「それは……」
「この第U分校が、自分のクラスをここに定めたのなら異存はありません。強いて言うなら、今回のように実戦の機会が多いのは助かります。受け継いだ剣を錆び付かせてしまったら家族への面目も立ちませんから。」
「受け継いだ剣……」
「ヴァンダール流ですか。」
クルトの説明を聞いたユウナは呆けた表情をし、アルティナは静かな表情で呟いた。
「それと、折角なので”八葉”とあの兄が”剣士として間違いなく双界最強”と称した人物が修めている剣技―――”飛燕”の一端には触れさせてもらおうかと。――――”飛燕”の使い手の方はまだ実際にこの目にしていないので何とも言えませんが、”八葉”の方は正直聞いていたほどでは無かったというのが本音ですが。」
「え、え〜と……」
(って、生意気すぎでしょ……!?)
(人のことは全く言えないと思いますが。)
(というか”飛燕剣”の一端に触れたいという事は、クルトさんはアイドス様の事もご存知なのでしょうね……)
(まあ、彼はお姉様やセリカとも親交があるミュラーの弟なのだから、私の存在や”飛燕剣”の事を知っていてもおかしくないわよ。)
クルトのリィンへの評価にセレーネは困った表情をし、呆れているユウナにアルティナはジト目で指摘し、冷や汗をかいて呟いたメサイアの念話にアイドスは苦笑しながら答えた。
「はは……君達と同じくいまだ修行中の身というだけさ。―――了解した、クルト。”Z組”への参加を歓迎する。」
「………はい。」
「……後はアルティナさん、貴女だけですよ。」
リィンの言葉にクルトが頷いた後リィン達はアルティナに注目し、セレーネがアルティナに答えを促した。
「………?何故わたしにも確認を?その必要はありません。任務内容には準じて――――」
セレーネの問いかけに不思議そうな表情で首を傾げたアルティナは答えを口にしようとしたが
「そうじゃない、アルティナ。君自身の意志でどうしたいか決めるんだ。」
「???」
「………………」
(……意味がわからないのか?)
リィンの答えを制されて指摘され、リィンの指摘に不思議そうな表情で首を傾げている様子のアルティナをユウナは目を丸くして見守り、クルトは戸惑いの表情で見守っていた。
「―――さっきも言
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