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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第4話
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撃を受けた敵は怯むと共に態勢を崩し

「双波斬!!」

ユウナと戦術リンクを結んでいるクルトが双剣の片方の剣で斬り上げた後続けてもう片方の剣で斬り下ろしによる2連続攻撃を叩き込んで敵に対するダメージを重ねた。

「―――――――!!」

ダメージを重ねた事によって敵は咆哮を上げて”高揚”状態になって、反撃をしようとしたが姿を消すセレーネのブレイブオーダーがまだ続いていた事によって、反撃はできなかった。

「炎よ、焼き飛ばせ――――灼熱の大熱風!!」

「聖なる光よ、今ここに集いて炸裂せよ―――ホーリーバースト!!」

そこにリィンが発動した魔術による炎の竜巻とセレーネが発動した魔術による集束した光の爆裂が敵に襲い掛かり、”高揚”状態になっている事によって防御が無防備だった敵は大ダメージを受けた。

「―――行きます!トランスフォーム!!――――シンクロ完了。ゴー―――アルカディス・ギア!!よーい――――どん!」

するとその時アルティナは一瞬でクラウ=ソラスと一体化し、敵に突撃した!

「ブリューナク展開、照射。――――止めです。」

クラウ=ソラスと一体化したアルティナは敵に突撃しながら両肩についている砲口から集束エネルギーを敵に向けて放った後敵の頭上へと移動し

「ハァァァァァ………斬!!」

止めにブレードの部分である両腕を縦に回転させて敵に止めの一撃を叩き込んだ!

「――――――――!!??」

クラウ=ソラスと一体化し、強烈な連携攻撃を放つアルティナのSクラフト―――アルカディス・ギアによるダメージに耐えきれなくなった敵は咆哮を上げながら消滅した!



「はあはあ……た、倒せた………」

「………っ………はあはあ………」

「………体力低下。小休止します。」

敵の消滅を確認したユウナ達生徒3人は安堵や疲労によって地面に跪いたりを息を切らせたりし

「何とか全員無事で終えましたわね。」

「…………………」

まだまだ余力があるセレーネとリィンはそれぞれ武器を収めて生徒達に視線を向けた。

「お、お疲れ様でした!テストは全て終了です!―――博士、いくらなんでも無茶苦茶ですよ〜!」

「フン、想定よりもかなり早いか。次は難度を2〜3段階上げるとして………」

「ぁうぅっ……聞いてくださいよ〜っ!?」

小要塞内に聞こえてきた少女とシュミット博士の会話を聞いていたリィン達はそれぞれ冷や汗をかいて呆れた表情をしていた。



「………滅茶苦茶すぎだろう。」

「次って、また同じことをやらせようってわけ……?」

「可能性は高そうですね。しかも会話の内容からして、今回のテストの難易度より更に難易度が上がっている可能性大です。」
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