第4話
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じゃ分が悪いな。こうなったら――――)――――セレーネは”竜化”を!来い、”灰の騎神”―――――」
「わかりましたわ!ハァァァァァ………」
一方自分達と相手の戦力を即座に分析したリィンはセレーネに指示をした後2年前の内戦で手に入れた”騎神”――――”灰の騎神ヴァリマール”を呼ぼうとし、リィンの指示に頷いたセレーネが竜化をしようと力を溜め始めたが
「騎神の使用並びに竜化、そしてセレーネ・L・アルフヘイムを除いたお前に力を貸している異種族達の助力は禁止だ。LV0の難易度は騎神を含めた”人”とは比べものにならない”強力な存在”の介入を想定していない。その程度の相手に使ったら正確なテストにはならぬだろう。」
シュミット博士の指摘を聞いてリィンとセレーネはそれぞれの行動を中断した。
「シュバルツァー、せいぜいお前が”奥の手”を使うか――――」
「……………」
(奥の手……?)
シュミット博士の話を聞いたリィンが静かな表情で黙り込んでいる中シュミット博士の話が気になったクルトは不思議そうな表情でリィンを見つめた。
「―――まだ使っていない”ARCUSU”の新機能を引き出してみせるがいい。」
「”ブレイブオーダー”モードを起動してください……!オリビエさん――――オリヴァルト皇子がリィン教官とセレーネ教官ならきっと使いこなせるって言ってました!」
シュミット博士と少女の話を聞いたリィンとセレーネは第U分校に来る少し前に、バリアハートを訊ねてきたオリヴァルト皇子の話を思い出した。
――――私の頼みに応じてくれたことに改めて心からの感謝を、リィン君、セレーネ君。
お礼と言ってはなんだが、完成したばかりの”ARCUSU”を”君達全員”に贈らせてもらうよ。
実は通信面でちょっとしたカスタムがされているんだが………他にも”ENIGMA・R(リメイク)”には搭載していない画期的な新機能があるから実戦で役立ててくれたまえ。
「あ………」
「そうか―――了解だ!防御陣――――”鉄心”!!」
オリヴァルト皇子の話を思い出したセレーネは呆けた声を出し、リィンは頷いた後戦術オーブメントを取り出してある機能を起動させた。するとオーブメントから光が放たれ、リィン達全員を包み込んだ。
「これは――――!?」
「な、何かがあの人から伝わってくる……!?」
「戦術リンク―――いえ、それとは別の………」
「これが新たな機能―――”ブレイブオーダー”ですか……!」
リィンが起動させた戦術オーブメントの新たな機能に生徒達がそれぞれ戸惑っている中予め説明を受けて知っていたセレーネは驚きの表情で呟いた。
「――――Z組総員、戦闘準備!”ブ
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